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writer : katakura

【Pray for Japan , from the world】一秒でも早く届いて!台湾からの救援物資リスト。(台湾)

11日、東北地方太平洋沖で発生した巨大な地震。発生後まもなく、台湾の馬総統は駐日代表を通して880万元(約2500万円)を緊急支援していたが、さらに1億元(約2億7600万円)の支援をすることを決めた。このほか、台湾各地の救助隊や医療チームを集結させ、いつでも日本へ向かえるよう指示している。

しかし、救助隊派遣について日本側は、被災地が極めて混乱していることから、まず情況を確認するとしている。一方では、駐日代表処を通して、必要とされる救援物資リストが提出されている。

外交部は、日本は大切な隣邦であり、台湾で発生した921震災、八八水災の時には、日本政府並びに民間が手を差し伸べ、多くの物資や救済金を支援してくれたとし、日本への支援を各界に呼びかける考えを明らかにした。

日本側から提出された救援物資リストは以下の通り。

1、非常用発電機 500台以上
2、簡易ストーブ 500台以上
3、マット、寝袋 500個以上
4、防寒着(コート、暖かい下着など)1000着以上
5、手袋 1000組以上
6、インスタント食品、クラッカーなど

外交部は受け取ったリストを、国内のチャリティー団体に連絡するとともに、その他の民間組織や個人からの積極的な支援も呼びかけている。

1999年、台湾で921大地震が発生した際、日本から派遣された救助隊の人数は国際救助隊の中で最も多く145名だった。それは日本史上でも最大規模の海外支援であった。

地震発生の2日後、現地の希望が薄れ始める中、日本からの救助隊員は「まだ、生きている人、助けを求めている人がいるはず。私たちは探し続けます」と、捜索を続けたという。また、当年には鈴木一郎選手が台湾を訪れ、チャリティーマッチを行ったほか、日本で台湾地震復興サイトが立ち上げられた。

今度は台湾が手を差し伸べる番だ。必要なものが必要な場所に届いてほしい。一人でも多くの人が無事であってほしい。被災地の人々が希望を失くさないでほしい。そんな願いの詰まった台湾からの物資が一刻も早く被災地に届くことを祈る。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)