イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】コメディ俳優ジョナ・ヒルが13kgの大幅減量。やせてもコメディは健在か?

ちょっと太めなオタク男が、なぜ自分がもてないのかぼやく…こんな役をやらせたら天下一品のコメディ俳優、ジョナ・ヒル(27)が、数か月間で13kgの大幅減量に成功し、その劇的な変身ぶりが話題になっている。

ヒルはこれまでも『ナイト ミュージアム2』『ウソから始まる恋と仕事の成功術』などの映画に脇役出演、また『スーパーバッド 童貞ウォーズ』や、『Get Him to the Greek(原題)』では主役の“さえないオタク男”を熱演した。しかし、このほど彼の代名詞とも思われた「太めの」という単語を外すことに挑戦、13kgの大幅減量に成功した。

減量の背景には、脚本家としても知られるヒルが現在取り組んでいる大プロジェクトがあった。ジョニー・デップの出世作となった80年代後半の人気TV警官ドラマ『21ジャンプ・ストリート』の映画版で、ヒルは脚本兼エグゼクティブ・プロデューサーを務めるほか、主演俳優の1人としても出演する。公開は来年3月の予定で、人気俳優チャニング・テイタム(30)の出演も決定。テイタムとヒルがタッグを組み、高校で起きる麻薬犯罪を解決するアンダーカバー警官を演じる。「クールなアクションのあるコメディ映画」で、デップもカメオ出演に意欲あり、とのことだ。この作品の撮影が来月から始まるのに備え、ヒルは減量に取り組んだ。

当初は体重が逆に増え、リバウンドに悩んでいたというが、栄養士とパーソナルトレーナーをつけて最終的に減量に成功。しかし「太め」がトレードマークのコメディ俳優がやせてしまうと、おかしさもなくなり仕事も減るということがままある。36kg減量したコメディアンのドリュー・キャリー、45kg減量の俳優ジョン・グッドマンなどが例に挙げられるが、ヒルは大丈夫?

ヒルの“バディ”でもあるコメディ俳優のセス・ローゲン(28)も、映画『グリーン・ホーネット』主演のための大幅減量(13kg)したことで知られているが、最近は「ちょっとずつリバウンドしてきた。太ったままだったほうが良かった」ともらしている。

女優や女性歌手がやせると賞賛の声を得るのに、なぜか男性の、しかもコメディ俳優がやせると「うーん?」と疑問の声を上げられてしまうのは、ちょっとかわいそう。しかし太っていることも「芸」のひとつであるのが、コメディ俳優の宿命なのかも…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)