エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「あいつらメチャ忙しいですよ! 」。M-1芸人、笑い飯とスリムクラブの明暗くっきり!

M-1グランプリ2010で優勝した笑い飯が、2位となったスリムクラブを取材する仕事を受けたことを明かした。笑い飯の2人はどういう心境でそのオファーを受けたのか、テレビ番組で語っている。

笑い飯はM-1グランプリの決勝まで9度進み昨年ついに悲願の優勝を果たしている。このことは彼らが並外れた漫才の実力を持つことの証といえるだろう。
彼らは優勝直後にはこれまでに乗ったこともない大型タクシーに出迎えられ、インタビューや祝賀会で寝る間も無く翌日には「笑っていいとも!」に出演した。
笑い飯の2人はそんな環境の変化でM-1チャンプとなったことを実感していたのである。

ところがその後、年が明けて1月も過ぎると笑い飯よりも2位となったスリムクラブの方がメディアへの登場が多いのだ。笑い飯自身もそれには気づいており内心穏やかではない。
その笑い飯の2人がスリムクラブとの人気の違いを思い知らされたエピソードを、2月14日の「しゃべくり007」の中で明かした。

笑い飯はこの日の朝から仕事を1本こなして来たという。それはテレビ番組の企画で『今一番忙しいスリムクラブを笑い飯が密着取材!』というものだった。
彼らは朝6時半に大阪から新幹線で東京に向かい、東京駅でスリムクラブが現れるのを小1時間待ち続けたのである。

M-1チャンプでしかもよしもとの先輩が後輩芸人に待たされて、インタビューするというその仕事には「しゃべくり007」のメンバーも不満を爆発させた。
そんな雰囲気を見て笑い飯は「でも! あいつら、メチャ忙しいですよ!」と少し弱気だった。彼らはスリムクラブを追っかけてその人気の凄さを肌で感じたようだ。
メインMCの上田晋也が重ねて「そんなの断れよ!」と叩きつけるように言うと、笑い飯は「でも、お断りしたらますます仕事けえへんようになる」と答えていた。やはりそれが現実なのだろう。

現在の笑い飯とスリムクラブを見ていると、2008年のM-1チャンプNON STYLEと2位のオードリーのことを思い出す。しかしNON STYLEは苦手とされたトークの腕を徐々に上げて、今ではバラエティ用の彼らのスタイルを持ち人気も持ち直したのである。
笑い飯はすでにバラエティ番組でも笑わせるトークやリアクションができるので、爆発的では無いがしっかりと人気を固めていくだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)