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キヤノン 表現の楽しさが味わえるエントリー向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X5」を発売

デジタル一眼レフは、初心者にとっては露出やピントなどを最適にするための設定をしなければならないという点が、ハードルが高いと思われがちだが、このたび、キヤノンから2011年3月3日に発売される「EOS Kiss X5」は、何も考えなくてもすべてお任せで設定してくれる「シーンインテリジェントオート」を搭載したエントリー向けデジタル一眼レフカメラである。

「EOS Kiss X5」の全自動撮影機能「シーンインテリジェントオート」は、「EOSシーン解析システム」が人の顔や被写体の色、明るさなどの撮影シーンの状態を解析した結果を元に、露出、ピントなどに、ピクチャースタイル(色合い)を新たに加えた5つのオート機能が連動するというものだ。

これにより、「自然や屋外」「人物」「夕景」などの多彩なシーンに応じて、最適な画像を簡単に得ることができる。

また、「ふんわりやわらかく」「くっきり鮮やかに」「ほの暗くひっそりと」といったイメージを選択するだけで写真の雰囲気を設定することができる「表現セレクト機能」を搭載した。

たとえば、花を撮るときには「ふんわりやわらかく」を選択し、洋館や教会のような建物を撮るときには「ほの暗くひっそりと」を選択するといった使い分けにより、よりアーティスティックな表現が楽しめる。

最近人気が高まってきたチルトレンズ効果による風景のミニチュア化ができる「トイカメラ風」や「ジオラマ風」という効果も選択でき、日常の風景を楽しく加工することができる。

また、EOS Kissシリーズ初となる「バリアングル・クリアビュー液晶モニター」の搭載により、ハイアングルやローアングルでも、モニターを見ながらアクティブに撮影を楽しむことができる。

さらに、フルHDでの動画撮影機能も強化された。

数秒の単位で撮影した複数のシーンをつなげてBGMをつけたショートムービーを簡単に作ることができる「ビデオスナップ」機能や、最大約10倍までのズームが行える「動画デジタルズーム」機能を、EOSシリーズに初めて搭載した。

動画撮影をより簡単に楽しめる機能などを新たに搭載したことにより、「撮る」「表現する」「見る・見せる」楽しさを、さらに追求したエントリー向けの高性能デジタル一眼レフカメラである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)