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writer : maki

【エンタがビタミン♪】今だから明かせる! ミスター・パーフェクト槇原元巨人軍投手が裏話を暴露。

槇原寛己氏は巨人軍時代に20世紀最後の完全試合を達成してミスター・パーフェクトの異名を持つ名投手だ。現在は解説者やバラエティ番組で活躍する彼が、現役時代には触れることができなかった選手のエピソードを明かした。

巨人軍の代表的な投手として活躍した槇原投手だったがここ一番で打たれてしまい、同時代に活躍した桑田真澄投手、斎藤雅樹投手と比べていまひとつ精彩を欠いた。
しかしそんな彼が1994年に対広島戦で完全試合を達成したのだ。これはプロ野球での20世紀最後の完全試合となり、後に彼は「ミスター・パーフェクト」と称されることになる。

それから16年が過ぎた今、テレビ「ライオンのごきげんよう」に出演した槇原寛己氏がそんな時代の思い出を語った。
「もう話してもいいだろう」と、彼はその頃の巨人軍選手の秘話を明かしたのだ。彼が巨人軍の寮で過ごしていた頃には規則を破って夜中に非常口から抜け出し、飲み歩くことも珍しくなかったという。
ところがある日、その非常階段に有刺鉄線が張られていたのだ。当時高校野球を盛り上げた池田高校出身の水野雄仁投手が、ちょうどその頃入団していた。その水野投手が門限を破って街で飲酒したことが報道されたのである。彼はその時未成年でしかも故障療養中だったことからかなり騒がれた。
有刺鉄線が張られたのはその水野投手の件があったからに違いないと槇原氏は語った。

しかし当時の槇原選手はそんなことでは、めげなかった。「有刺鉄線にひっかかって服を何枚も破った」というように、彼はそれでも夜の街へ繰り出したのである。
ところがある日その有刺鉄線が撤去されていたのだ。その訳は槇原氏にも分からなかったが、最近になり知ることになった。

前述の水野投手も今は解説者として活躍している。引退後の槇原氏がその水野氏と飲んで巨人軍時代の話で盛り上がったことがある。その時に槇原氏が有刺鉄線の思い出を話したのだ。
すると水野氏が「あれは僕がやったんですよ」といきなり真相を話したのである。水野氏は当時、有刺鉄線が張られたのは自分が門限を破って騒動になったことが原因と考えて、責任を感じたのだ。
そこで彼は匿名で消防署に『巨人軍の寮の非常階段は火事になると危ない』という電話をかけたのである。消防署から指導を受けて寮長が有刺鉄線をはずしたというワケだ。
槇原氏はそんな水野氏の頭脳的な方法を聞いて『昔からうまいこと立ち回るのが得意だった』と感心していた。

槇原氏が現役の頃にはこうした酒にまつわるエピソードは多い。以前テレビ番組で槇原氏は完全試合を達成したのは、門限破りで外出禁止になっていたことを償おうと気合いを入れて挑んだのが勝因だと明かしている。何が幸いするかわからないものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)