エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】グラミー賞受賞のジャズピアニストの上原ひろみさん。受賞日は鶴瓶師匠とコラボしていた!

第53回グラミー賞では日本人が4人受賞するという結果となった。その中の1人、ピアニストの上原ひろみさん(31)が参加した「スタンリー・クラーク・バンド」が最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞に輝いたのだ。

現在米国に住む彼女だが、受賞を知ったその日はライブ演奏の為に日本にいたのである。『SWITCH 笑福亭鶴瓶×上原ひろみ』は落語家鶴瓶師匠と彼女のジャズピアノのコラボという一風変わったライブだった。
上原ひろみさんは2月14日のブログで『そんな晴れの日に、ライブができるのは、何よりもの喜び』とグラミー賞を受賞したことに触れると「鶴瓶さん入門40年目の今日」であったことにも感動した。

そんな上原さんへのインタビューがラジオ「クロノス・スズキ BREAKFAST NEWS」(TOKYO FM)で紹介された。
彼女は6歳でピアノを始めたが、最初の先生が『音楽を楽しむこと。感動させる音楽を心がけること』を教えてくれたことを話した。上原さんは世界的なミュージシャンとなった「今もそれを大事にしている」と言う。
彼女は演奏活動で世界中を駆け巡るような毎日を送っており、1月~2月だけでもフランスのパリ、スイスのベルン、アメリカのセントルイスと渡り歩いている。2月14日には日本で前述のライブを行ったのだがすぐに次の世界ツアーへ向かうそうだ。
そんな多忙な日々を知ると、上原さんがミュージシャンとして一番の悩みだと話した「移動が一番大変」ということにもうなずけるのだ。彼女は「毎日違った部屋で寝て起きることでだんだん疲れがたまる」ことが深刻な問題だという。しかし演奏活動は毎日のように続くので「演奏する時までには疲れを残さないように気をつけている」と話していた。

ところで日本での鶴瓶師匠とのコラボを終えた上原さんは『出囃子をピアノで弾いたり、落語“死神”からジャズの名曲“My funny valentine”(この日はバレンタインデーだった)へ入ったり』と存分に楽しんだようだ。まさに初心の『音楽を楽しむこと』を実践していたのである。
今回の受賞でさらに注目されることで、日本人ピアニスト上原ひろみさんが音楽の楽しさと感動を世界に広げてくれることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)