エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「玉子からいきなさい」。横澤彪氏がデビュー時の中山秀征にアドバイスしたひと言。

1月8日に亡くなったフジテレビ元プロデューサーの横澤彪(よこざわたけし)氏についてタレントの中山秀征が思い出を語った。

1980年代から新たなお笑いの風を起こしたのが横澤彪氏の手による「オレたちひょうきん族」や「笑っていいとも!」である。
横澤氏はお笑い以外のバラエティ番組でも出演する芸能人を気にかけており、食事に連れて行くなどして育てていたのだ。

1月10日に放送された「DON!」の司会者、中山秀征(ヒデ)も横澤氏に育てられた1人である。彼は「ライオンのごきげんよう」がリニューアルされる前の「ライオンのいただきます」にABブラザーズとして出演していた。
ABブラザーズにとってはこれがデビュー番組でもあり、当時プロデューサーだった横澤氏から何かと世話になったのだ。

ヒデは、その頃を振り返り「とにかく『平常心でいけ』と言われた」と語った。スタジオで観覧席にずらりと並ぶおば様方を前にした時の心構えとして横澤氏は『平常心でいけ』と毎日のようにヒデに言ったそうだ。
番組以外でも彼はヒデを可愛がってくれた。ヒデは「初めてお寿司に連れて行ってもらったのも横澤さんだった」と思い出した。彼が納豆巻きを注文すると横澤氏は「玉子からいきなさい」と寿司の食べ方まで指導してくれたのである。

また、「DON!」のレギュラーでもある日テレ出身の徳光和夫は名プロデューサーの死去について「テレビ界の歴史は彼が存在したことで今日の笑いがある」とコメントした。
横澤彪氏はタモリやビートたけし、明石家さんまらと人気番組を作ってきたが、他にも現在の芸能界に与えた影響は計り知れないものがあることが分かる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)