アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】死の淵から這い上がった歌姫。Selina涙の退院。(台湾)

昨年10月22日、上海でのドラマの撮影中に爆発事故に遭い全身の54%にやけどを負っていた台湾のトップアイドル、S.H.EのSelinaが19日、無事退院した。全体のやけどのうち41%が3度のやけどという重傷を負ったSelina。90日に及ぶ治療で3回の植皮手術が行われたという。19日、病院で開かれた記者会見では少しふっくらした元気な姿を見せ、「姫」の復活を印象付けた。

メンバーのHebeとEllaとともにステージに上がったSelinaは、目に涙を溜めながら「みなさんこんにちは、S.H.Eです」と、10年来のピッタリと合った息で記者たちに挨拶した。治療のため、長かった髪の毛を切ったことが報じられていたため、帽子かカツラを被って登場するかと思われていたが、三分刈りのありのままの姿を見せた。

Selinaの父親によれば、事故発生から40日間は半昏迷状態で、目を覚ませば痛みを訴える危険な状態が続いていたという。激痛の期間を過ぎると、今度はやけど痕への懸念に心を痛める日々が続いた。事故当時、穿いていたストッキングが熱で溶け一番ひどく負傷したのは脚だった。Selinaは自分のその脚を見て、「パズルみたい」と笑い、呆然としていたという。

2001年にデビューしてから、アイドルとして、女優として、司会者として芸能界のトップを走り続けてきたSelina。再び華やかな舞台に立つにはもう少し時間がかかりそうだ。医師の話では、1、2年で復帰が望めるが、リハビリの道は長く4、5年は続けることになるという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)