エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】笑っていいとも! で突然の出来事。タモリも緊張したゲスト菊地凛子の友達の輪。

12月10日のテレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのゲストは女優の菊地凛子だった。トークも盛り上がり、コーナー終盤で次回の友達を紹介する段階で彼女は「フランス語できますか?」と言い出したのだ。

菊地凛子は話題の映画『ノルウェイの森』でヒロインを演じる。同映画のトラン・アン・ユン監督はベトナム出身で子どもの頃にフランスに移住しており今はパリに住む。
映画の撮影では菊地はトラン監督とのやりとりを基本的にフランス語を訳してもらいながら進めたのだ。
テレフォンショッキングで菊地凛子が次に紹介する友達としてそのトラン・アン・ユン監督の名を出した。監督の写真が映し出されて司会のタモリも「カッコイイよね!」と感心した。
菊地も「カッコイイでしょ!!」と答えて2人で盛り上がっていたが、やがて彼女が気づいたらしく「あっ!タモリさん、フランス語は話せますか?」と尋ねたのだ。
『えっ!?』という表情を見せて戸惑っていたタモリだったが、その時テレフォンアナウンサーの遠藤玲子(フジテレビ入社6年目)が監督と通話しながら菊地とタモリの方へやって来た。

「Hello, Mr.Tran, Can I speaking? This is Waratte iitomo…」。なんと遠藤アナは流暢な英語で会話しているではないか。
そのカッコよさに観客からも歓声が沸いたほどだ。
唖然とするタモリの目の前で遠藤アナは菊地凛子に電話を手渡した。
すると今度は菊地がさらに流暢な英語で「Hello, Tran. Can you hear me?… I will give you this one. Tamorisan. OK?」と話し出したのだ。
菊地は英会話は堪能でトラン監督とも映画での意見のやり取りが熱くなるとお互いに英語で言い合ったという。
相次いで英会話をペラペラ話す日本人女性を目の当たりにして観客からは感動とも思える歓声が沸いたのである。

やがて菊地凛子の『タモリさんに代わります』という問いかけにトラン監督が「OK」と答えると、彼女はサッとタモリに電話を渡したのだ。
タモリは緊張した面持ちで電話を受け取ると「ボンジョーッ」とフランス語で話しかけた。遠藤アナと菊地は英語で会話していたのだが、事前に「フランス語できますか?」と問われたので敢えてフランス語にしたのだろう。

一瞬、間が空いた。その後、先方からは「あ、もしもし」と今度は流暢な日本語が返って来たのだ。拍子抜けしたタモリはしばし沈黙すると気を取り直して「通訳さん?」と聞き返した。
相手はトラン監督から通訳の女性に代わっていたのだ。緊張から一転、安堵感が漂い、会場は笑いに包まれたのである。

しかし、タモリとしては不本意だったはずだ。彼はおそらく『ボンジョーッ』の問いかけにトラン監督がフランス語で答えてきたら得意の『ハナモゲラ語』(なんちゃって外国語)を披露する心づもりだったのではなかろうか。
もし、そうであればそのやりとりは見てみたかった。来週月曜日の本番で披露してくれると嬉しいのだが。本人を目の前にしてはやはり難しいだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)