ついに? それともまだ早い? 後進のモデルたちから姉のように慕われてきた、ドイツ出身のご存じスーパーモデル、ハイディ・クルム。活躍13年という彼女が、ついに「ヴィクトリアズ・シークレット・モデル」からの卒業を決意した。
クルムは現在37歳。今でこそ歌手シールの妻であり、4人の子の母であるが、20代の頃は実によく脱いでおり、その美しいヌードは数多くの男性を虜にした。もっともその胸は、豊胸手術の賜物であったようだが…。
さて、ヴィクトリアズ・シークレット社のモデルには特に年齢制限はないが、本当に若いコが多い中、平均年齢を吊り上げていたのがこのクルム。特に人気の高いモデルたちを “ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズ” と呼ぶが、エンジェルという言葉が徐々に苦しくなって来たのは確かである。
いつ肩を叩かれてもおかしくなかったクルムだが、彼女はやはり別格。とにかくエイジングに負けない美しさが自慢で、“エンジェル長” として、またショーのホストとして、居てもらわなければならない存在であった。
事実、昨年11月には第4子誕生からたったの40日でランウェイに復帰、人々をそれはビックリさせた。だがそんな彼女もついにエンジェル引退を決意。『NYポスト/Page Six』にクルムは、「ここまで全てが順調だったわ。でも物事には必ず幕引きの時がくるの。ヴィクトリアズ・シークレット社との思い出は一生の宝物よ」と語った。
同社は、世界で通用するスーパーモデルを続々と輩出することでも有名。ジゼル・ブンチェンや、俳優オーランド・ブルームの妻で現在妊娠中のミランダ・カー、そして『トランスフォーマー3』でミーガン・フォックスに代わってミカエラ役に抜擢された、ロージー・ハンティントン・ホワイトレイも忘れてはならない。
なおクルムは、有能だが無名の新人デザイナーにビッグチャンスを与えるリアリティ番組、『プロジェクト・ランウェイ』のホスト役はこのまま続ける他、デザイナーとしてもNew Balance社とのコラボによる新作を続々と発表。多忙な日々を送るスーパー・ママであることに変わりはないようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)