エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】兄弟でもこんなに違う。“マサイ族ともすぐ友達”の千原せいじ、“極度の人見知り”千原ジュニア。

同じ親に育てられても、こんなにも違う性格になるのだろうか? お笑いコンビ・千原兄弟のジュニア(弟)は極度の人見知り、せいじ(兄)は驚異の社交性の持ち主である。10月25日の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したジュニアは、せいじが“モンスター”と呼ばれる理由の一端を語った。

千原ジュニアは人見知りというだけでなく、環境の変化に順応するのに時間を要する子供だったらしい。
例えば彼が小学生の時、家に帰ると新しいテレビがリビングに置かれていた。初めてのリモコン付きのものだ。家にはジュニアの他、誰も居なかった。普通の子供なら新しいテレビに興味津々だろうが、彼はリビングに居たたまれずに家の外でせいじが帰るのを待っていたという。とにかく幼い頃は警戒心の強い、繊細な神経の持ち主だったようだ。やがてせいじが学校から帰ってきた。「家に知らんテレビがある。」と呟くジュニアの言葉が終わらないうちに、「何や、それー!」と叫びせいじは急いで家に入った。そしてリビングのテーブルの上のあったビニールの袋を勢いよく破り、リモコンを取り出して早速いじりだした。唖然としているジュニアと、喜々としてリモコンを操作するせいじ。情景が目に浮かぶ。

せいじは、老若男女問わず初対面の相手と親しくなる天才である。ある番組の実験で初対面の男性と同じ部屋にさせたところ、「子供は、いるの? 何歳?」「あ~、可愛い盛りや。」「自分にも男の子がいて。」などと、時間にして10分も経たないうちに完全に打ち解けていた。そのVTRを見ていた芸人達が、彼の会話の持って行き方に感心したのである。

せいじが親しくなるのは、日本人だけではない。TVのロケでマサイ族の村に行ったときのことだ。一夫多妻制の村では、子供がたくさんいた。せいじはある村人に、「オイ! 自分(あなた)の子供はどれ?」と聞いた。「ここにいるのは全部、私の子供です。」との返事。すると「めっちゃヤルやんけ、お前。」と、せいじは村人の肩を抱き褒め称えていた。その後も話は弾み次の日から何故か、せいじの歩いている後をマサイ族の人々がゾロゾロと付いて行く光景になったそうだ。

関西以外では、千原せいじの活躍を知る機会が少ない。最近は役者としてドラマや映画に出演しているが、お笑い芸人としての“ツッコミ”をもっと見てみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)