エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「最初は煩わしくて、相手にしなかった。」ミッツ・マングローブとの出会いを語る、マツコ・デラックス。

「ふたりで一緒に、TVに出る日がくるなんて思わなかった。」8年ぐらい前からの腐れ縁だという、マツコ・デラックスミッツ・マングローブは感慨深げにそう語る。10月4日の『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、ふたりが新宿二丁目で出会った頃のエピソードを披露した。

女装は好きだが、体は男性のままで同性愛者という共通点を持つマツコ・デラックスとミッツ・マングローブ。だからといって最初から、意気投合したわけではないという。

年上のマツコは新宿二丁目界隈で、ミッツより先に活動していた。「その頃二丁目のショーのスターは、チッコーネさん方で出来上がっていたのよ。」(このチッコーネさんはこの後、度々登場する。)そんなある日、頭角を現し始めたミッツはマツコと同じクラブのパーティで出会う。
「どうも、初めまして。」とミッツが挨拶すると、マツコは目も合わさず慌てて去っていった。煩わしくて相手にしたくなかったという。「何回も言うけど、女装界のメインはチッコーネさんらで固まっていたの。新しい要素は要らなかったのよ。」と意外と頑固なマツコ。
だがあるステージでふたりは即興の掛け合いをすることになり、何の打ち合わせも無くやってみたらカチッとはまって、上手くいったのだ。そこでミッツに興味が出たマツコは、そのステージを下りた後に「ふたりで、何かやらない?」と声をかけた。今までは“キレイ系”のステージばかりだったミッツも、“おもしろ系”のステージにはまりその後は、マツコと一緒に全国のステージを回りショーに出演していたという。

全国を回りながらふたりは妄想話に花を咲かせ、いつかはTVに出てみたいと夢を語っていた。それは不毛な時期だったと語る。それが今では、バラエティ番組にふたり並んで座りトークをしている。私たちをここまで世間が受け入れてくれるなんて―と、マツコは未だに戸惑いを隠せない。

そんなマツコはトーク番組だけではなく、最近は番組でロケバスを引っ張ったりベッキーとゲーム対決をしたりしている。それが、小学生等の興味を引いているらしい。「マツコって、ガマ蛙の親分みたいだな。」と語る彼らは大人と違った目で、マツコを面白い存在として見ているようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)