アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】不運か強運か?1日に2度の交通事故に遭っても死ななかった男性。(南ア)

南アフリカのケープタウンに住む男性が同じ日に2度の交通事故に遭った。最初の事故で命は助かったものの、彼を搬送中の救急車が事故に遭い意識不明の重体となってしまった。

9月11日土曜日のこと。最初の事故は早朝4時半過ぎ、歩いていた男性(41)は飲酒運転と思われる車と衝突した。

運び込まれた最初の病院で、医師は「男性は脳が損傷しており植物状態になっている」と宣告した。「事故を知って病院へ駆けつけ脳死宣告をされたとき、ベッドの横でただ祈るしかなかった」と絶望的な家族だったが、しばらくすると手を触るなどの反応を示したので奇跡的に快復したと思われ、大きな病院へ転院することとなった。

しかし、搬送中の救急車までもが事故にあった。同日午後6時過ぎに国道を走っていた救急車は一台の車と衝突、衝突は意外と大きかったため車はなかなか動かなかったそうだ。

家族はその事故を知らずに転院先へ行き、驚愕する。数時間前に見た男性の顔は、今ではひどく腫れており、家族ですら髪型でしか男性を判別できなかったそうだ。医師や看護師は状況を教えてくれず、救急車事故の詳細を警察から聞かされるまで家族はまったく知らなかったそうだ。男性の父親はかなり憔悴していた。なぜなら、ほんの数ヶ月前に男性の弟が車の衝突事故で死亡していたからだ。

ちなみに最初の事故を起こした運転手は逮捕され、傷害致死の罪となっていた。警察が「男性は死亡した」と報告していたからだ。男性が死亡していなかったため、その後飲酒運転の罪に変更された。

同じ日に2度も交通事故に遭った男性は、その後最初の病院へ戻され、意識不明のまま今でもベッドに横たわっている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)