エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】やってしまった!! グルメリポート初挑戦のさんまが犯した“グルメ界のタブー”。

若手の時代も何かをリポートする仕事をした記憶が無いという明石家さんま。そんなさんまが、10月9日放送の『もしも…さんまさんだったら?』(テレビ朝日系)で、定番のグルメ、動物、温泉のリポートに挑戦した。とにかく喋り倒すさんまに、共演の雨上がり決死隊、ロンドンブーツ1号2号も唖然とするばかりであった。

2日間で3本のロケをした明石家さんま。しかし彼はそのVTRに全く興味が無いのだ。番組の放映は1時間だと聞いて、VTRを3本も見たらフリートークの部分が大幅にカットされると気付き、「え~、おまえらとトークした方が面白いのに。」とオープニングから駄々をこねる、さんま。

スタッフから「早くVTRを。」と急かされ、まずはラーメンのリポートから。明石家さんまだって、ここでは店内の様子や、ラーメンを食べた感想を簡潔にリポートするのが基本と分かっていた。しかし店長の子どもの話から、背の低い店員に「お母さん、身長何cm?」等自分の聞きたいことばかり質問する。途中で気付いたのか「店の様子は~、言いようが無い。」と、それだけだった。

とにかくラーメンが出てくるまで、漫画の話などほとんどラーメンと関係ないことを延々と話している。そして肝心のラーメンのリポートだ。つけ麺が初体験のさんま。口いっぱいに麺をすすり、いきなり喋ろうとした。何かイヤな予感がした瞬間、彼の口から麺が吐き出された。これは“グルメ界のタブー”と言われる、「吐く」という行為だ。まぁ最初だからと思ったがその後も、食べる→喋り始める→吐き出すの繰り返し。その合間にも、話している最中に食べかすが飛び散ったりと、ズボンも床も食べかすだらけだ。テーブルの上はティッシュだらけ、とてもグルメ番組とは思えない汚らしい現場。それでも、さんまは楽しそうに喋り続ける。

その後のロケでも猫嫌いなのに“猫カフェ”。温泉旅館では部屋のシャワーで済まそうとして元奥様に怒られた程なのに“温泉”。リポートなど、満足に出来る筈など無かった。それでも、さんまは話し続ける。何かしら彼は、自分の興味を惹きつけるモノや人を瞬時に見いだしてテンポ良く話題にするのだ。仕事場以外でもさんまは、楽屋や新幹線で会ってもテンション変わらず喋り続けるという。スゴイとしか言いようがない。

ロケに同行したテレビ朝日の女子アナによると今回ただひとつ勉強になったことは、さんまの素人さんに対する話の仕方が素晴らしかったと話す。気軽に話しかけて相手の緊張をほぐし、返事に困っていたら助け船を出す。何よりも彼自身が楽しそうなので、場の雰囲気が和むそうだ。これだけが、勉強になったという。結論としては、明石家さんまはレポーターに向かないし、本人もやる気が無いということだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)