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【飛鳥 銘の鑑定日記】「女子」バブルの渡り方

こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。

昔は、「女子」という用語が大人になっても使えるのは、スポーツの競技種目とトイレの表示だけでしたが、ここ数年、「女子力」「女子会」「大人カワイイ女子」とか、「女子」バブルのような様相になっています。

アラフォー世代の占いのお客さんを「女性」と呼んだら怒られそうなので、私も一応「女子」という言葉を使うようにしていますが、何かと困った問題もあります。

まず、19歳くらいのどこからどう見ても「女の子」が、アラフォー世代から「女子会のお誘い」などを受けて、同じ仲間にされては多分に迷惑でしょうし、外見上または境遇上で、どうやっても女子にはなれない人への差別にもなります。

これは察するに、男性は年齢に関係なく道楽に打ち込んだり、バカなことをやっても、大目に見られるのに、女性はある程度の年齢になると、落ち着かなければならない風潮にあるのは不公平だということなんだと思います。

あと、キャラクター的に男性は「オヤジ」という、ある意味ステイタスな年齢ステージが用意されているのに対して、女性には「オヤジ」に相当するポジションがないというのもあるでしょう。

ところで、人生の務めのひとつとして、「若さからきちんと降りる」ということがあります。もちろんいつまでも心身ともに若々しくいるのは良いことですが、若さから降りることで、次のステップに進みやすいのです。

では、いつ降りるべきかと言えば、「自分はまだ若い」と考え出した時点がよいでしょう。

若さから一歩引いて、次のステップの自分を目指してみることで、自分の魅力が引き立つことは間違いありません。

マーケティング用語としての「女子」は、いろいろ便利ですので、使うこと自体は良いと思いますが、いつまでも若さにしがみつかず、必要以上に老け込まず、「年齢を受け入れた」ステキな女性になってほしいと思います。

どうぞ皆さま、ステキな週末をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)