イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・リスペクト編】ジョージ・クルーニー、エミー賞 “人道的活動賞” に決定。

ハリウッド人気俳優としての力、名声を、数多くの人道的活動の場で発揮して来たジョージ・クルーニー(49)。彼の努力が認められ、来月29日にノキアシアターにて開催される、第62回エミー賞(Annual Primetime Emmy Awards)にて、「ヒューマニタリアン(人道的活動)賞」を受賞することが決定した。

この賞の正しい名は、戦場の兵士らに笑いと希望を与えることこそ使命と考え、長くコメディアンとして活躍し、2003年に亡くなった米俳優ボブ・ホープにちなんだ「ボブ・ホープ・ヒューマニタリアン賞」。今年で4回目となり、これまで受賞した3名は、オプラ・ウィンフリー、ビル・コスビー、ダニー・トーマスである。

ハリケーン・カトリーナ復興支援活動でも、親友のブラッド・ピットとともに寄付金集めに尽力していたクルーニーだが、今年1月には、ハイチ大地震の被災者救済のために指揮したテレソン番組、“ホープ・フォー・ハイチ・ナウ”で、なんと5800万ドルという驚異の寄付金を集めて大きな話題になったばかり。

彼の人道的活動は国外にも及んでいる。クルーニーは、現在に至るまでそれは長い国内紛争が続き、残虐行為がやまないスーダンのダーファー(ダルフール)紛争にも深く関わってきた。

彼はジャーナリストである父ニック・クルーニー氏とともに、2006年4月に現地に滞在して情報を収集。その後、ノーベル平和賞受賞者であるユダヤ人作家エリー・ウィーゼル氏とともに、国連安全保障理事会にて、事態の鎮圧に向け国連平和維持軍を派遣するよう呼び掛けた。

彼の熱意が英国のセレブにも伝わり、エルトン・ジョンを中心にしたメンバーが立ちあがり署名活動。イギリス政府に大きなプレッシャーを掛け、同年8月、国連は約17000人の平和維持軍の派遣を決定し、クルーニーの活動を高く評価した結果、2008年1月に彼を「国連平和大使」に任命している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)