エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】実は10年前から別居していた。稲川淳二に起きた“ホントに怖い話”。

そろそろ“稲川淳二の季節”がやって来る。今や「怖い話」を語るタレントとしては日本で一番有名なのが彼ではないだろうか。ひと夏かけて行う恒例の『ミステリーナイトツアー』の宣伝でラジオ番組に出演した彼は、自らの家族に関する奇妙な出来事を明かしたのだ。

かつてはリアクションタレントとしてビートたけしの番組などで人気だった稲川淳二も、出川哲朗やダチョウ倶楽部にその座を譲り渡し、自らは「怪談」をトークするという試みを始めたのだ。

普段は冗談を飛ばしながら、怖い話を始めると雰囲気を一転させてしまうそのギャップがウケたのだろう、やがて彼は「怪談タレント」としての人気を確立した。今では「怪談」に関する書籍やCDなどもヒットしており、トークLIVEも行っている。

なかでも1993年から行っている『ミステリーナイトツアー』は好評で、18回目を迎える今年も7月から全国で開催することが決定している。そんな稲川淳二がツアーの宣伝も兼ねて、6月30日放送のラジオ「モーニングジャム」(FM福岡)に生出演した。

稲川淳二には妻と息子2人がいるのだが、10年ほど前に妻とケンカして以来、実は別居状態が続いているという。息子だけが彼の所によく顔を出しに来るという状況なのだ。しかし、稲川は最近驚くべき事実を知ったのである。「気がついたら、家族が“居るはず”の家に居なくなっていた」というのだ。

あるとき、稲川から(家族が住む)自宅に用事を頼まれた稲川のマネージャーがその“自宅”を訪ねるとそこはなんと『貸家』になっており、誰も住んでいなかったのだ。その後、ほどなくやって来た息子にわけを聞くと、家族は中野区から杉並区へ引っ越したという。しかし、母親から口止めをされているのか息子は引っ越し先を教えない。
稲川はいくら“別居状態”とはいえ、知らない間に自分の家族が居なくなったという「怖い話」のような体験をするはめになったのだ。

話は変わるが、せっかくなので彼がこの日、ラジオで紹介した怖い話をひとつ。富士樹海にまつわる怪談は多いが、その地域を担当する消防士はよく自殺者の遺体を目撃するという。少し前に3人で自殺した若者を弔った消防士から稲川が聞いた話だ。その後しばらく経ち、またもや樹海で1人の男性が自殺した。その現場に同じ消防士が立ち会ったのだ。その男性はカメラを手に持っていた。調査した警察は何か参考になるものが写っているのではないかとフィルムを現像したのだ。その写真には横たわった男性が死を前に撮ったであろう晴れ渡った空が写っていた。が、それと一緒に3人の者が男性を覗き込むように写っていたのだ。消防士はそれを見て息を呑んだ。以前自殺して彼が弔った3人の顔だったのである。「稲川さん、あの男性は3人が呼び寄せたんですね」と消防士は稲川に話したのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)