エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「最後は自分」という“過酷”。“映画監督”小栗旬が味わった苦悩。

俳優・小栗旬の初監督作品として注目を集めている映画『シュアリー・サムデイ』(7月17日公開予定)。主演は小栗が“大親友”と公言する小出恵介だ。小出が主演に決まった経緯や、小栗が監督として味わった苦悩などを『シネ通!』(テレビ東京系)で語った。

小栗旬は昔から“演出”に興味があったという。20歳になる前の多感な時期の人物を主人公にして、実際に台本を執筆するなどしていたこともあったが、俳優として多忙を極めていたこともあり、なかなか監督業を実現することはできなかった。

2009年に入りやっと環境が整い、映画化の話が具体化してきた。その時小栗は、キャストが何も決まってない段階で、小出恵介に「この、台本どう思う?」と読んでもらった。ただ単純に、話の感想を聞きたかった為だ。すると彼から「もし自分がやるんだったら、巧 (たくみ)がいいな。」と言われたのだ。かねてより小出を役者として高く評価していた小栗により、すぐに「主演・小出恵介」が決定した。

小出恵介は今回の撮影現場を、「俳優側に伝わりやすい台詞や、空気づくりをしてくれた。」と感想を述べていた。

しかし初監督として、小栗旬は悩み続けたことがあるという。「自分の意見を、押し通し続けて良いのか。」ということだ。様々な場面で「最後に決めるのは、自分。」と分かっているが、正しいのか正しくないのか。それは誰も教えてくれない。きっと、どんな世界でも“監督業”は孤独なものなのだろう。

最後に小栗旬が久しぶりに泣いた映画として、昨年公開の『サマーウォーズ』をあげた。どんなに科学が進歩しても、人と人との繋がりを大事にしたいという、小栗の想いと重なる部分があるアニメ映画である。 こちらも観てみては、いかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)