エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「”姉”(倖田來未)が頼りでしょ?」上原美優の発言にmisonoが怒り爆発。

バラエティ番組に対して「どうせ台本なんだから」という内容の声を耳にすることがある。どの程度かは不明だがシナリオが用意されている場合も実際にあるだろう。そうでなければ漫才やコント並みの面白い展開は無理なはずだ。先日放送されたあるテレビ番組の中で、シナリオ通りとは到底思えない、女性タレント同士の戦いが見られた。その2人とはmisono対上原美優である。「本当にこれ放送していいの?」とまで思わせた鬼気迫る女同士の戦いの記録をお届けする。

例えば、昭和のプロレス全盛期にはプロレスに関しても同様な声が聞かれたものだ。それに対して「プロレスの楽しみ方」的な書籍も多数出された。プロレスに関してはあれだけの豪快な技をあのスピードで仕掛けてそれを受けるには鍛え抜かれた体力と精神力が必要だ。それをいかに繰り出して見せるかが魅力のひとつなのである。
それと同じとは言わないが、バラエティにおけるグラドルやタレントのトークに普段見られない魅力を見出すことにこそ、楽しみ方があるとは言えないだろうか。

6月1日に放送された「ロンドンハーツ」での上原美優(グラドル)とmisono(歌手・タレント)とのぶつかり合いはそういう面で特徴的なものだった。

切り出したのは上原でmisonoに対して「イザとなったら絶対、姉を出す」と言ったのだ。これはmisonoが好きなタイプの男性に『姉の倖田來未に会わせる』と気を惹くという内容なのである。

これに対してmisonoは本気で怒り、二度と上原の顔を直視しなかったのである。そして「ウチはお姉ちゃんより長く生き残ってやる」と大胆な発言をして周囲の喝采を浴びたのだ。

上原はうつむいたままその話を聞いていたがmisonoへの声援が多いのを確認すると「いいですよ。全然わたし、悪いカンジでいいですよ!」と自らを追い込んでしまい、司会のロンブー淳が「なんでお前、そんなやさぐれちゃったんだよ!」と上原のキャラ設定であることをほのめかしてフォローしたのである。

実際に番組を見た人なら分かるだろう。鬼気迫る上原とmisonoのやり取りをこの場ではリアルにお伝えできないが、例えばもしも、この時の二人のセリフが台本どおりだとしてもそれをここまで演技できるとは主演女優賞ものだ。だが、おそらくほとんどはアドリブなのだと思われる。アドリブならではの迫力というものがあるのだ。

ところで、上原美優は昨年の5月に自叙伝『10人兄弟貧乏アイドル☆ 私、イケナイ少女だったんでしょうか?』を出している。メディアでもそれ以前から貧乏キャラで一躍人気タレントとなった経緯があるのだ。だが、昨年末にはすでに貧乏キャラにも翳りが出始めて露出も少なくなっていたのだ。

どうやら彼女は今、次のキャラクターを模索している様子なのだ。それが今回のmisonoへの挑戦的な発言となったのだろう。ロンブー淳に言わせると「しばらく会わないうちにブッコミ女になったね」というキャラに変貌しようとしているわけだ。

ただし、同番組ではmisonoの反発が想像以上でまったくキャラを膨らませる余裕がなく、最後には自ら何がなんだか分からなくなり「オファーなくなるのが怖い」と本音を明かした。とにかく気の利いたトークをしてウケないといけないという焦りが先走ったのである。

偶然にも翌日2日に放送された「はねるのトびら」の企画『M-0グランプリ』に上原美優が出演しており、同様な姿を曝してしまったのだ。同企画はグラドルと芸人らが男性からのメールがあれば抜けられるもので、最後までメールがない者が負けというルールなのである。
その中で上原はお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬が自分にゾッコンで、彼からきっとメールが来るはずだと豪語したのだ。しかし、残り数人という段階になり女芸人が次々と抜けていく中で上原とグラドル仲間の磯山さやかがまだ残っていた。

すると、上原よりも早く磯山さやかにメールの着信があったのだ。しかもそのメールの送信者は『小沢一敬』だったのである。あっけに取られたのは共演者らだ。上原に好意を寄せているはずの小沢がなぜ磯山にメールを送ってくるのか?すこし危険な雰囲気が漂った。磯山も「なんか、ごめんね」と言うしかなかったのだ。
しかし、当の上原からは意外な真実が語られたのだ「盛り上げないといけないと思って、言っただけなんです」というのだ。つまり、実際には小沢一敬とはそれほど懇意ではないというのである。上原はここでも、「オファーをもらう」ためになりふりかまわない姿を見せたのだった。

このように、上原美優は現在キャラ設定に必死なのである。なかなかキャラが固まらない苦労はあるだろうが、その姿こそが彼女らしさを見せており楽しめるのも確かだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)