writer : techinsight

やくしまるえつこをグリグリ動かせる! 自由に編集・加工できる特殊3D映像公開

相対性理論のボーカルとして、またソロとしても活躍するやくしまるえつこが、3Dに。メディアアート界の鬼才・真鍋大度氏の手がける特殊3D映像コンテンツが公開され、話題になっている。

これはキングレコード株式会社が発表したもの。5月26日にリリースされたやくしまるえつこのソロシングル「ヴィーナスとジーザス」の特設サイト内にて、今月18日より新たに公開が始まった。

やくしまるえつこは2006年9月に「相対性理論」を結成。全天候型ポップ・ユニットとして「シフォン主義」や「ハイファイ新書」などのアルバムをリリース。また、やくしまるえつこ名義で、ボーカリストとしてムーンライダーズや近田春夫、高橋幸宏、など多くのアーティストと共演。ポップスだけにとどまらず、ロックやノイズ、即興演奏など様々なフィールドのアーティストたちと、多岐に渡る活動を行っている。さらには「ヱビスビール」や「プッチンプリン」「インテル」などのCM音楽を手がけ、イラストや朗読、ナレーションにも携わるなど幅広いジャンルで活躍している。

これまでメディア出演はほとんどしていないが、5月26日にリリースされたニューシングル「ヴィーナスとジーザス」は、オリコンウィークリーチャートトップ10入りを記録し大ヒット中。そんなやくしまるえつこの新たな魅力を知ることができるのが、この3Dコンテンツだ。

手がけたのは、同曲のPV監督であり、音楽に合わせて顔の筋肉を操作する「Electric Stimulus to Face」などで世界中から賞賛を受けるメディアアート界の鬼才・真鍋大度氏だ。

PVは、真鍋氏が監督し、3Dカメラで撮影されたやくしまるがさまざまに形を変えていく摩訶不思議な映像に仕上がっており、このPVに使用された映像素材を今回、特設サイト内で公開。さらに、ユーザーが自由に加工することができるようになっている。通称「やくしまる3Dスキャン」とのことだ。

特殊な3Dカメラで撮影されたやくしまるの姿を360度自由に動かせるほか、奥行きなど数多くのパラメーターを変更し、彼女を全く別の姿に変えることもできる。また、実際のPV内でも多用されていた、映像そのものをドットやハート、星などで表現させるエフェクトも使用できる。

加工可能な映像素材は10パターン用意されており、流れているPVからそのシーンに近い映像素材を選べる。そして、「やくしまる3Dスキャン」内で製作した画像は全てpng形式でダウンロードできる。

尚、特設サイトでは「ヴィーナスとジーザス」と「nekomeshi」の2曲を試聴することもできる。彼女の歌声をまだ聴いたことがない!という人は必見!そして必聴!のサイトだ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)