エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「マドンナの呼び名は“M”」「マイケルと交わした言葉は…」。世界が認めたケント・モリのすごさ。

「あのマイケル・ジャクソンとマドンナが奪い合ったあった日本人ダンサー」という凄いキャッチフレーズをもつのがケント・モリ(25)である。しかし、これは誇張では無い。世界で最もダンスパフォーマンスへのこだわりを持つあのマドンナとマイケル・ジャクソンの二人ともが認め、ぜひに!と欲したダンサーが彼だったのだ。それだけに彼はその大スター二人に接した数少ない日本人でもある。

マイケル・ジャクソンの一周忌となる6月25日に放送された「笑っていいとも!」に登場したケント・モリ。彼は自叙伝「Dream&Love」(扶桑社)を発売したばかりでその宣伝も兼ねてであるが、彼自身「『いいとも』に、自分がいることが不思議」とこのミスマッチな出演を楽しんでいた。

ケント・モリが本格的にダンスを始めたのは19歳というから決して早くは無い。しかし2006年には単身渡米して、僅か2年後にはマドンナのワールドツアーダンサーに抜擢されたのだ。そして翌2009年にあの「THIS IS IT」のオーディションを受けて、マイケルから一番に認められたのである。ただ、マドンナとの契約があるため「THIS IS IT」への出演は断念している。

彼が同番組のレギュラー陣の質問に答えたことからより詳しい事実が分かってきた。「THIS IS IT」オーディションでは書類審査を受けた人数が3万人で、会場で踊って審査を受けることができたのは3千人ということだ。この模様が映画「THIS IS IT」でも映っている。彼は審査の後で、マイケルが一番最初に自身に合格のサインを出してくれたことを聞いたという。

ケント・モリはマイケルとひと言だけ実際に言葉を交わした。彼が「はじめまして」というとマイケルは「Now, We go on the road」(ツアーに出かけるよ)と言った。彼は「Yes」と答えたと言う。普段はマイケルのダンスを披露することは無いという彼だが、この日は命日でもあるのでスタジオ・アルタで「ビリー・ジーン」のダンスを見せてくれた。
マドンナのワールドツアーでは彼がマイケル・ジャクソンに扮してパフォーマンスをするというコーナーが時間枠を取って設けられているのだ。

彼がメインで踊る後ろではなんとマドンナ自身がバックダンサーとなっている。関根勤から「マドンナを『マダナッ』って呼ぶんですか?」と聞かれて彼は「僕らは『M』って呼んでます」と答えた。マドンナの取り巻きは彼女を『M(エム)』と呼ぶらしい。これはなかなか貴重な情報だ。

最後に彼は「ムーンウォーク」を指南してくれた。レギュラーメンバーでも最も不器用と思われるオードリーの若林が教えてもらったのだが、数秒のアドバイスでそれなりの形になったのである。ダンスだけでなく振付師としての力も見せてくれたのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)