エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】”立ったまま白目むく”、”柔道の達人”。キムタクが「誇りに思う」女性スタッフたち。

木村拓哉が月9ドラマ『月の恋人』の女性スタッフをべた褒めだ。カメラマンから、元食堂のレジ係、柔道選手までその実態はドラマより面白そうである。

木村拓哉がラジオ「WHAT’S UP SMAP!」で『月の恋人』に携わる女性スタッフについて話した。これは、彼がリスナーから同ドラマでの女性スタッフについて聞きたいという要望に応えたものだ。

まず、女性カメラマン『アキさん』が紹介された。『月の恋人』ではカメラマンが6人~7人いて、松井チーフがそれをまとめる。その中で唯一の女性カメラマンが、アキさんなのである。このアキさんは昨年放送されたドラマ『任侠ヘルパー』ではチーフカメラマンという実績を持つのだ。木村はそんな彼女が撮った「リン・チーリン」は一味違うと感心していた。

彼が次に話したのはADのエピソードだった。フジテレビ湾岸スタジオに『青海食堂』がある。そこで数年前に、レジにいたのがADミサキさんなのだ。彼女、実は2008年放送の「CHANGE」で製作部のADとなっていた。

その際に木村は彼女が食堂からADへと転職したことを知ったのである。そのミサキさんが今回は演出部のADとなっていた。よく、お笑いのネタなどで使われるがADという仕事は本当に大変らしい。彼女は疲労の余り立ったまま『白目をむいている』こともある程だ。ただ、彼女の凄いのは全く辛さを表情に出さずに常に笑みを絶やさないことだという。

木村は彼女がADのランクである4thから3rd、2ndと出世していつか監督になることを想像して
『ちょっと!木村の今の表情は違わない?』
などと彼女からダメ出しされる日が来るかもしれないと話した。ちなみに、木村はミサキさんをあだ名で「あおみ(食堂)」と呼んでいる。

まだまだいる、次はチーフAD「マイマイ」である。チーフADなので前述の「あおみ」の上役ということになる。チーフADは二人いてその一人が女性ADなのだ。「マイマイ」のエピソードは過去に遡る。
彼女はなんとあの、柔ちゃんこと田村亮子(現、谷亮子)と投げ合った柔道選手だったのだ。昔、あるドラマの打ち上げがあった。宴もたけなわとなった頃、酔っ払ったプロデューサーが彼女に「おまえ、柔道やってたんだろう?ちょっと俺を投げてみろよ?」とやったからいけなかった。ADは素直なのだ。「わかりました」と答えるや彼女はプロデューサーを投げ飛ばしたのである。彼は腰骨にヒビが入り、しばらく動けなかったという。そんな「マイマイ」だが木村は『小柄で可愛い、スポーツキャスタータイプ』と表現していた。

このように『月の恋人』の現場には実に個性的な女性スタッフが揃っている。木村はそんな彼女達に対して「月の恋人の女性スタッフは我が誇り」と称えた。これはSMAPの楽曲「Dear WOMAN」の歌詞をしゃれた表現である。

そして、彼はこう締めくくった「聞くと楽しそうでしょ?ほんとに楽しいんですよ!」『月の恋人』の撮影現場は裏話を聞くほどにドラマよりも面白そうなのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)