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iPhone 3GS専用の名刺スキャナーアプリ登場

iPadが国内でも販売を開始し、紙媒体が次々と電子化していく中で、名刺は未だに紙が主流だ。ケータイを取り出して赤外線でアドレス交換というと、ビジネスマンは「若者の軽いやり取りだ」という印象を抱く人が多いだろう。

しかし、結局その名刺も、携帯電話やEメールなどの情報、或いは宛名印刷のための住所情報は携帯電話かパソコンに打ち込んで管理することになる。手打ちは面倒だが、と言ってスキャン用のグッズを購入するのも煩わしい。

そんな人にお勧めしたいのが、iPhoneアプリとして登場した名刺スキャナーだ。Penpower Technology社からこのほど、iPhone 3GS専用の名刺スキャナーアプリケーション「WorldCard Mobile」のLite版がリリースされた。利用は無料で行える。

このLite版は無料であるため、登録できる連絡先が初回使用の際に3件、翌週以降は毎週1件と制限されているが、利用頻度の少ない人にとってはこの程度で十分だろう。また、有料版を購入する前に、まずは使いやすさなどをこのLite版で試ししてみるのも良いだろう。

「WorldCard Mobile」は、名刺をカメラで撮影すると、独自のOCR技術で名刺の情報が読み取られて、自動的にiPhoneの連絡先リストに名刺の情報が追加される仕組みになっている。もちろん、取り込んだ後自分で修正したり編集することもできる。読み取りは日本語と英語が可能だ。

その認識率の高さは世界各国のユーザーから高い評価を得ており、全世界で12万ダウンロードを記録、日本国内のApp StoreでもトップセールスAppでは20位、ビジネスカテゴリーでは3位にランクインしている。

何より、専用のカードリーダーを用意しなくて良いことが便利で嬉しい。「WorldCard Mobile」はApp StoreにてLite版の無料ダウンロードおよび通常版の有料販売がされている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)