writer : techinsight

クラウドコンピューティングで専門学校の業務プロセスを最適化する「SCHOOL CLOUD(スクールクラウド)」

少子化が加速する現在、各種学校の新入生募集業務は非常に多岐にわたる広報等活動や体験入学案内などが必要とされている。
これらはインターネット経由で行われることが多く、システムの最適化が急務と言えるだろう。専門学校の抱えるこうした課題をクラウドコンピューティングで解決する「SCHOOL CLOUD(スクールクラウド)」がミカサ商事と日本スタンダードの業務提携により提供開始された。

「SCHOOL CLOUD」は、WEBブラウザ上で、専門学校に特化した、体験入学申込受付管理、募集広告媒体別費用対効果管理、入学後の就学出欠管理など、専門学校の運営管理業務プロセス全体を一元的に管理することのできるサービスである。

このサービスを利用することで、専門学校の業容に特化した、効果的な募集戦略立案に必要な募集状況の正確な把握や、広報戦略のための基礎資料の編集・検証による広報戦略の立案、また入力、運営管理作業時間を大幅低減し、業務効率の改善が可能になり、運営管理業務の質を飛躍的に高め、さらにシステム運営費や労務費などの直接・間接費など、従来の約60%~90%の効果的なコスト削減が図ることができるとしている。

申し込みから導入まで最短1日という機動力の高さと、エクセル感覚で操作できる簡便さが特長となっている。
特に多様な学習コースを抱えて、それぞれの講師をどういうスケジュールでアサインするか、教室の確保はどうするかなどの、煩雑な行動計画が一覧できて、速やかに適用できる点もポイントが高いだろう。

費用は月額利用料のみとなっており、次の3コースが用意されている。

・ Aプラン 82,000円(月額利用料・消費税別)
・ Bプラン 118,000円(月額利用料・消費税別)
・ Cプラン 166,000円(月額利用料・消費税別)

同時に、株式会社ネクサスの事業支援・協力により、専門学校におけるネットインフラの安定普及も並行して提供される予定となっている。

自前のシステムの維持管理に大変な思いをしている専門学校は、コスト試算の上、クラウドへの移行を検討してみる価値があるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)