何かと話題になることが多い芸人たちの個性的な「家族」。5月18日の「リンカーン」、第二回芸人家族歌合戦に人気芸人たちの個性的な家族が集結した。その中には著書『ホームレス大学生』を出版し話題になった麒麟・田村の兄の姿もみられた。

麒麟・田村といえば中学時代に父親が蒸発し、一時期ホームレスとして暮らしていたというエピソードが有名だ。その間、家族はばらばらの生活を強いられたが、テレビの力を借りて再会を果たした。また『ホームレス中学生』と題した自伝が爆発的なヒットを遂げ、相当な額の印税を手にしたこともよく知られている。

番組に登場し、さっそく印税の話題に触れられた田村だが、現在は預金が15万円ほどしかない状態だという。印税は「歯が一本しかなかった」父親の歯の治療費にも充てられた。

田村の兄は、弟のヒットを受けて執筆した『ホームレス大学生』を持って参戦した。田村の兄は仕事を辞め、現在は求職中である。歌う曲はSMAPの「世界に一つだけの花」だ。「麒麟にも歌のように（オンリーワンに）なって欲しい」と語った。

ホームレスからベストセラー作家芸人へ、あまりにも浮き沈みの激しい人生に翻弄された田村だが、これからはお笑いコンビの麒麟として着実に力をつけていくことが望まれるだろう。
（TechinsightJapan編集部　KAZUKI）