writer : techinsight

【親方日の丸な人々】(公務員蓄財術)休暇を取って副業に精を出す

前回は、ムダ出張とムダ残業と勤務地手当で得た金を全部貯蓄に回して30歳までに1500万円~2000万円貯める方法を紹介した。
今回はヒマな部署での勤務を希望して、有り余る時間を副業に回す方法を紹介する。役所の場合は花形部署で勤務しようが、日陰部署で勤務しようが給料や昇進に大した差はない。それならば、ヒマな部署勤務で有効に休暇を使って蓄財に励むべきである。

まず、念頭に置いて欲しいのは、公務員は原則としてアルバイトが禁じられている。また、職務専念義務(勤務時間中は職務に専念して、他のことをしてはいけない)という、当たり前なことまで法律で義務化されているので、勤務時間中にオンライントレードをするなどはもってのほかである。

ただし、帰宅してから財テクを行ったり、自宅の畑で取れた野菜を休日にマーケットで売るといったことは問題がない。

一番にオススメなのが、ネットオークションでの古物売買である。古物といっても家電量販店などの新規オープンやセールがあるときに、堂々と休暇を取って激安パソコンなどを買い占めてきて、転売するのである。

元手の資金がない場合には、役所の共済組合や労組で貸してくれる。資金借り入れの使途を確認されるが形式的なものなので、「車を買う」とでも書類に書いておけばよいだろう。

ただし、公演チケット転売のプレミア狙いはダフ屋行為として摘発された例があるので、注意が必要だ。その他、オークションで上手に稼ぐ方法はネット上に溢れているので、参考にしながら試行錯誤していけばよい。

財テクの才能があれば、休暇をフルに活用して、資産増やしに励むのもよい。資金は同じく役所や労組からの借入金だ。財テクは大損のリスクがあるが、少々の損切りなら潤沢に支給されるボーナスで補填できるし、壊滅的な大損に至った場合には、債務整理を行えばよい。勤務上は特段の支障はない。

近年有望なのが、情報商材の販売である。たとえば税務に詳しい職員が、節税手段を情報として販売するのは違法ではない。ネット上での販売システムも確立している。

もちろん「脱税指南」をするのは犯罪であり非違行為であるから論外だが、正当な手続きなら問題はない。もし問題だと言うならば、情報公開の対象としてタダで閲覧できるはずの内規集を法外な値段で販売している役所の体質そのものを問うべきだろう。

昔の公務員は若いときには、車とギャンブルで散在したものだが、これからの新人公務員はそうした先輩の愚を繰り返してはならない。将来に備えて賢く蓄財すべきである。
(TechinsightJapan編集部 石桁寛二)