イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】マイケルを死に追いやった専属医マーレー、心肺蘇生法に大した協力もせず。

昨年6月25日、強い麻酔薬プロポフォールの投与により歌手マイケル・ジャクソンを死に至らしめたとして、過失致死容疑で訴追されているコンラッド・マーレー容疑者。マイケルの突然の容体変化、心肺停止に際し、彼は専属医らしからぬ行動をとっていたようだ。

昨年6月25日、致死量のプロポフォール投与によりマイケルが心肺停止に陥ったことは、マーレー容疑者も認めている。だがその時にマーレーが取った行動に不審な点が多かったことを、マイケルのチーフ・ボディ・ガードであったアルベルト・アルヴァレス氏が、捜査当局に報告していたことが分かった。

昨年6月25日、アルヴァレス氏はその緊急事態発生に、すぐにマイケルの部屋に駆け付けた。ベッドに横たわり下肢の静脈から点滴を受けているマイケルは、目と口を開けているが呼びかけには反応せず、微動だにしなかった。

心臓内科が専門のはずが半狂乱状態であったマーレーは、少しだけマウス・トゥー・マウスを施したものの、アルヴァレス氏がマイケルの胸を押し始めるとその場を離れてしまい、プロポフォール他薬品のガラス瓶を集めてビニール袋に入れ、さらに布製バッグを探すとそこに袋ごと押し込んだという。

アルヴァレス氏は“マーレーはCPR(心肺蘇生法)より証拠隠滅を優先させた。CPRが十分であれば、マイケルは助かったかも知れない” と批判しているが、マーレーは “薬品をマイケルの家から持ち去ってはいない。隠したのではなくまとめただけ” として、真っ向から反論している。

23日、加州司法当局はロサンゼルス郡地裁に対し、マーレーの医療免許を一時的に停止するよう申し立てを行った。もっとも彼がエセ心臓内科医であったことはネバダ州で暴かれている。マイケルが尊い命を何とも恐ろしい医師に預けていたことが、改めて残念でならない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)