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ゼンリンが地域生活を応援するコミュニケーションメディア事業を開始

地図出版で名高いゼンリンが、新たに4つのメディアを融和させて地域生活を応援するコミュニケーションメディア事業「Actiz」を開始する。果たしてどのようなプロジェクトなのだろうか。

現在、人々が街へ出る場合、地図やタウン誌で情報を得て、GPS端末搭載のモバイルを持って出歩く。人間の行動契機のあらゆる場面でITツールが活躍している。

そのような状況をサポートするべく、地図情報マガジンで“気づき”を与え、パソコンで“調べて”、モバイルで“行動し”、電子書籍で“いろいろな街の情報を持ち歩く”。
『Actiz』は4 つのメディアで価値を最大化するコミュニケーションメディアである。

ゼンリンは、地域コミュニティの再構築が地域活性化において重要であるという点に着目した結果立ち上げたのがコミュニケーションメディア事業『Actiz』である。

『Actiz』では、同社が長年培った地域に根差した事業活動と地図情報整備ノウハウを基に、「知・時空間情報」を収集・管理し、地域に住まう方々へ提供することで、地域コミュニケーションの活性化を目指す。

2010年6月より、さいたま市浦和区・同市南区・神戸市東灘区を皮切りに全国300カ所/4メディアで展開される。

将来的に旅行会社との提携を図ることができれば、新たな観光名所の掘り起こしや、知られざる名所のアピールといったシナジーが得られ、地域生活のみならず、旅行を通した新たな楽しみの発見にもつながっていくだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)