エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】まだまだある『長嶋茂雄伝説』。世界の北野武が震えた日。

日本では『タケちゃんマン』の顔を持つビートたけしも、映画監督では世界の北野武だ。その北野武が独断で選ぶことで知られる『第19回東京スポーツ映画大賞授賞式』が2月28日に行われた。当日は長嶋茂雄名誉監督も受賞しており、北野武から表彰状が贈られた。その時にたけしは長嶋監督のエピソードを紹介したのだが、久々の「長嶋伝説」に本人も嬉しそうだった。

今回、読売ジャイアンツ終身名誉監督長嶋茂雄氏(74)が受賞したのは、東京スポーツ創刊50周年特別賞である。

ステッキをつきながら、ゆっくりとステージに上がった長嶋さんは血色の良い顔で嬉しそうに微笑んだ。
表彰状を贈った北野武は
「光栄の極みですね」
と感動を表しながら、長嶋監督とのエピソードを紹介した。

ずいぶん前のことだ。長嶋監督が
「ゴルフでも誘ってやろうか」
とたけしを誘ってくれた。
たけしは緊張で
「震えながらカバンを持っていた」
というのだ。
そしてその時のことをたけしは忘れないという。
「震えていたら、長嶋さんが上から降りてきたので、直立して『たけしです』って言ったら、長嶋さんが『ああ、タケちゃん、今日ゴルフですか?誰とですか?』と言って、いなくなった時には私はどうしようかと思った」
と当時を思い出してユーモアタップリに話してくれた。会場も長嶋さんも笑いに包まれた。

このような、たけしと長嶋さんのエピソードはいくつもあるようだ。和田アキ子がテレビ「アッコにおまかせ!」で披露した、たけしと長嶋監督のエピソードも面白い。
「タケちゃんが、地元の方から長ーーい自然薯(じねんじょ)をもらったんだって、自然薯っていうのは長いほど価値があるのよ。折れないように直立不動でタケちゃんが手で運んで、それをゴルフ場で長嶋さんに見せたら、長嶋さんが『タケちゃん、ありがとう』というなり3本に折って分けたんだって」
という話だった。
永遠のヒーロー長嶋茂雄の伝説は尽きることが無いようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)