バンダイナムコゲームスは昨年末に同社が発売した人気RPG『テイルズオブグレイセス』について、不具合が確認された事から、修正版との交換を受け付ける準備をしている事を発表した。交換という対応にまで発展するほどのバグを放置しての発売には、メーカーのデバッグに疑問を抱かざるをえない。

今回公式シリーズされた中では「一部アイテムが入手できないなどの不具合」とされているが、ネット上のまとめWikiには危険性の高いものから低いものまで、軽く二桁を超えるバグが報告されている。それだけに多くの報告が同社に寄せられたのかもしれないが、その甲斐あってようやく交換を受け付ける事となったようだ。交換実施時期や方法については、決まり次第同社ホームページで案内するとされている。

同シリーズは2周目へのデータ引継ぎ要素や経験値アップといった要素で、1度クリアしても楽しめるように作られており、そのせいもあってか周回バグについては早くから言われてきた。最近になってネット上で「交換してもらえた」という報告があった事からも、ここにきての交換受付という対応は引っ込みがつかなくなった部分もあるのかもしれない。何にしても以後、このような事がないようにメーカーにはしっかりとしたデバッグを行ってもらいたいものである。
（TechinsightJapan編集部　林　裕之）