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3D対応のハイビジョンプラズマテレビ「VT2シリーズ」2機種を発売 パナソニック

パナソニックは、3D対応のハイビジョンプラズマテレビ「VT2シリーズ」2機種を発売する。これからの普及が期待される3D映像コンテンツを高性能に描画するハイスペックテレビだ。

本シリーズは、PDPの高速表示特性を活かし、さらに発光効率を約2倍に高めるとともに、残光が短くキレのよい新開発の蛍光体や新開発の高速パネル駆動も 採用した3D対応「フル・ブラックパネル」を搭載。これにより、右眼左眼用の映像が交互に高速表示される3D映像でも、2重像(残像による左右映像の重なり)を大幅に抑えたクリアな3D映像を楽しむことができる。

今回採用のフレームシーケンシャル方式は、左眼、右眼、交互に再生される映像を専用シャッターメガネを通して見る方式である。 視差による奥行き感を脳が認識し、3D映像が楽しめるという仕組みである。

3D映像の表示には、左眼、右眼用の映像を、従来(2D表示)の2倍となる1/120秒で交互に表示する必要があり、このため表示ディスプレイには「高速表示レスポンス」が求められることになる。

プラズマディスプレイは、元来、インパルス発光方式で、応答が速い特性を持っており、この点で、3D表示に 有利な特性を表
示デバイスとなっている。

サイズは54V型と50V型の2種類。発売日は4月23日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)