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writer : maki

【エンタがビタミン♪】福山龍馬が分析。龍馬伝にみる、「あげまん」な女たち。

大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬を演じる福山雅治が歴史上に見られる「あげまん」な女性について語った。

2月14日放送の「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」の中で福山が
「歴史上のアゲジョウについて考えてみようか」と話し出した。

ここで、彼は「アゲジョウ」という言葉を用いているが、一般には「アゲ嬢」とは雑誌小悪魔agehaのモデルのことを表す言葉である。彼はあえて、おしゃれな響きの「アゲジョウ」を使ったのだろう。
ここで彼が言う「アゲジョウ」は「あげまん」のことなのだ。「あげまん」とは「運気が上向くこと(あげまん)、もしくは下降すること(さげまん)」という意味で芸人の世界などで用いられるものだ。
ここからは、福山流で「アゲジョウ」で統一しておく。

歴史に残るアゲジョウといえばどんな女性が居るのか?
福山雅治は放送作家イマナミと考えた。

イマナミ「秀吉の正室(北政所、寧々)とか、アゲジョウですよね」
福山「篤姫なんかはどうなの?」
イマナミ「篤姫は徳川が衰退していく頃の女性なので違うかな・・・」
福山「じゃ、江(ごう)姫は?」
イマナミ「江姫はアゲジョウと言われてるかと・・・」

という感じで、日本史上の有名な女性に関して評した。少し補足しておくと、北政所、寧々(ねね)はNHK大河ドラマ「おんな太閤記」でも知られる。豊臣秀吉が出世する上で無くてはならない人物だった。「アゲジョウ」とするには相応しい女性だろう。

篤姫も大河ドラマで一躍、有名になった女性である。徳川家定の正室となるが家定が急逝してしまう。薩摩藩の出でありながら生涯を徳川家で過ごした女性だ。彼女は大政奉還して最後の将軍となった徳川慶喜の助命に尽力した。徳川への貢献は大きかったが、時代的に徳川衰退の時だった。福山らはこのことから「アゲジョウ」ではないと評価したようだ。

江(ごう)は来年の大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」の主人公である。徳川秀忠の正室となり、家光を生んだ女性だ。母は信長の妹で、父は信長に敗れた。波乱の人生を送った人として知られる。この、江姫を演じるのが福山と同事務所の上野樹里なのだ。そうした配慮もあって「アゲジョウ」としたとも考えられる。

さらに話は「龍馬伝」へと移った。
福山は語る。
「龍馬は多くのアゲジョウによって助けられたよね。土佐であげられ江戸で上げられ・・・」

龍馬伝での龍馬の周りの主要な女性といえば、土佐では乙女姉さん、平井加尾。江戸では千葉佐那、京都ではおりょうなど女性との関わりは多い。彼女らが龍馬に活力を与えていることは間違いないだろう。やはり「アゲジョウ」なのだ。

だが、福山によると
「でも、逆に龍馬が関わった女たちはあがることはなかった」というのだ。
彼女らにとっては龍馬は「さげまん」だったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)