エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】今年の夢は切実。はんにゃ・川島、「じゃない方芸人」の悲劇。

お正月恒例番組となったTBS「さんま玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかスペシャル」。今年は女子高生の友達同士3人の「はんにゃとコントがしたい」という夢が選ばれたのだが、はんにゃ・川島はさんざんな目に遭ってしまったようだ。

番組は、一般の人に街頭インタビューをして、”自分の夢”について語ってもらい、その中から選ばれた夢を手助けをして叶える内容だ。夢に向って懸命でひたむきな人の表情は視聴者の胸を打ち、また叶えたときの喜びや幸せはそのまま視聴者にも伝わってきて、毎回感動を呼び起こす。だが、懸命だからこそ生まれる面白さや、ユニークなキャラクターの一般人も登場して、爆笑も誘う番組でもある。

今年、選ばれた夢のひとつが女子高生3人組の「はんにゃとコントがしたい」という夢。はんにゃといえば、オードリーと並んで昨年最もブレイクした芸人と言えるだろう。金田が吉本男前ランキングで2位に選ばれるなど、大変な人気ぶりである。こういう夢を持つ女子高生がいるのも頷ける。

スタジオゲストでもあったはんにゃの2人も、この女子高生の夢を聞いて「ありがたいことですねぇ」と喜んでいた。はんにゃとのコントの台本作りに励んでいるこの女子高生達の様子を見るため、女子高生の家を訪問したはんにゃ。まず迎えたお母さんに大感激され、「神です!大ファンです!」と絶賛された。ここまでははんにゃの2人も上機嫌だったに違いない。

だが悲劇は、女子高生の作った台本をはんにゃが読んだときに起こった。川島が不思議な顔をして何回も台本を確認してから「帰る!」といきなり席を立ったのである。その理由は
「オレが(コントに)出てねぇ!」
そこで女子高生に理由を聞くと、女子高生のひとりが
「(川島に)ちょっと華がない・・・」
と大胆にも言い放ったのである。
どうやら女子高生たちの夢は正確に言うと「はんにゃの金田とコントがしたい」だったようだ。
川島は「マジで悲しいんだけど。泣きそうだわ。オレ、弱いんだよ、心。」とショックを受けたようだ。

その後、この台本は大幅に書き変えられることになり、川島もコントに参加できるようになった。実際にスタジオでそのコントを披露したのだが、残念ながら川島はあまり目立たない役どころであった。教室で、先生役の川島が歴史の問題などを質問して、生徒役の女子高生2人がそれぞれ答えを言い、続いて女子高生に扮した金田がオチを言う。残りの女子高生1人がそれに突っ込むというパターンだ。「ツッコミをやらせてもらえなかった」と川島は残念そうだった。

番組の最後にスタジオゲストが夢を発表した。関根勤は「渡辺謙さんと舞台で共演したい。映画ではなくて生でやってみたい」とマジメに夢を語った。だが川島の夢は「世間の人にはんにゃのツッコミだと認識してもらいたい。あと台詞は欲しい」という切実なものとなってしまった。

さんまにも「ファンの人に”華がない”言われた芸能人は俺も初めて見た」と言われた川島。ときには「はんにゃじゃない方」と言われることもあるようだ。今年は是非ともその夢を実現させてほしい。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)