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【飛鳥 銘の鑑定日記】恋愛マニュアルを復活させよう

こんにちは。占い鑑定士の飛鳥 銘です。
私の仕事柄、男女の相性鑑定は定番中の定番ですが、相性の善し悪しを乗り越えて、恋人あるいは夫婦が仲良くやっていく方法は、完璧ではないにせよ、一応あります。
それは、恋愛(夫婦)の生活マニュアルをある程度決めてしまうことです。

外国では、豚を食べてはいけないとか、安息日には灯りを付けてはならないとか、細々した戒律のある国がありますが、日本人から見ると「なんて窮屈な世界だろう」と思います。

でも、実は生活の隅々まで戒律(マニュアル)が決まり切っているということは、生活の細かいことで悩まなくて済むので、その分自由に発想ができて、かえって楽なのだそうです。

マニュアル化が良いとするのか、心さえこもっていれば形にこだわらないのかは、数千年も前から論議されてきた、思想的にも難しい問題です。

ところで、日本でもちょっと昔は恋愛や結婚についてけっこうマニュアルがあったのです。ネットが普及する前の主な情報源は、雑誌類でしたから、そうした雑誌では恋愛マニュアルが詳しく載っていたものです。

今では信じられませんが、「デート三回目では、キスをしなければならない」とか「こういうシチュエーションになったらエッチしなければならない」とか、ある程度決まっていたので、何も悩まずにそういう行動を取れたわけです。

いわゆる草食系男子と言われている男性は、性欲がないと思われていますが、私の見るところ必ずしもそうではなく、むしろ何もマニュアルがなくなった上に、失敗すれば「セクハラ」とか「キモい」とか非難されるので、恋愛にまつわるあらゆる行動を保留していると言うほうが正しいようです。

夫婦仲についても同じことで、もともと結婚は契約ですから、決まりごとがあったほうがうまくいくのです。もちろん、夫か妻かどっちかに有利な決まりごとを作ったら破綻しますから、ちゃんと夫婦平等の契約細目を作っておいたほうが、うまくいきます。

マニュアルや決まり事、約束事がなくなったのは、ネットの普及で情報の流通を加速させてみたら、よその恋人や夫婦はそれぞれ違っていることが当然になったので、「私たちは自由でいこう、私らしくありたい」ということになったわけです。

でも、それが必ずしも良いことばかりとは限らず、男性も女性も結構困っているというのが実態のようです。

なかなか難しいことですが、せめて縁あって恋人や夫婦になった男女は、ほどほどに決まり事、約束事を作っておいたほうが、長い目で見て幸せになれるでしょう。
「いつも仲良くする」とかいうような漠然とした約束ではダメです。「毎月15日は必ず何々をする」というような具体的な決まりがあったほうが、仲良く過ごせます。

どうぞ皆さまステキな1週間をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)