writer : techinsight

三児の母、MALIAが敢えて挑んだ『月刊MALIA』刊行。

誰にも頼らない、凛とした生き様がここにある。心はおろか、体でさえも乱すことはしない。そんな強い女性の姿をそのまま映し出した写真集がここに登場した。これは見逃すわけにはいかない!

最近では加護亜依など、数々の女性の衝撃的な写真を集成してきた「SHINCHO MOOK 月刊シリーズ」に更に刺激的な女性が登場してきた。それは、MALIAである。彼女が颯爽と登場した「SHINCHO MOOK 月刊シリーズ第124弾」の『月刊MALIA』が今月12日に発売された。

彼女が経てきた経歴はまさに波乱万丈と言ってもいい。2001年にサッカー選手の田中隼磨と結婚し一児を授かったが、2004年に離婚し子供は彼女が引き取ることになった。そして2004年8月に総合格闘家の山本”KID”徳郁と再婚。彼との間に二児を授かったが2009年8月に離婚することになった。この子供も彼女が引き取ったため、現在のところ三児を引き受けたシングルマザー状態で暮らしているということになる。

だから、この写真集の見所は二つあると言える。まず、気鋭の写真家KUMADA-TAKAKIによって撮られた、三児をも授かっていながら全く崩れることのないスレンダーなボディ・ラインの美しさを堪能するというのが挙げられる。彼女はまだ20代半ばで、女性として脂が乗ってくるのはむしろこれから先なのではないか。彼女の写真を見ているとそう感じさせられる。これから攻撃的にグラビアの世界へ、もしくは芸能界へと切り込んでいく果敢な彼女の姿を想像するだけで、こちらまで嬉しくなってくる。

その一方で、シングルマザーとして三児を育てる母親としての彼女の顔もまた見逃すわけにはいかないだろう。自分が産んだ全ての子供を引き取って育てる姿はむしろ女性にこそ共感されるはずなのではないか。

『月刊』シリーズは女性の愛読者も多いらしいが、特にMALIAの写真は女性を勇気付ける気迫に満ちている。また、彼女の半生を綴った文章をコラムニストのLiLyが担当するというのも嬉しいところだ。特に女性層に、彼女の生き様はこの文章で生々しく伝わることは間違いない。男性のみならず、女性もまた注目する魅力が揃った『月刊MALIA』は、まさに見逃せない一冊だ。
(TechinsightJapan編集部 稲田つばす)