writer : techinsight

【お笑い峰打ちコラム】歌ネタ芸人の三組三様

 あらびき団に登場し、エンタの神様に引き上げられるお笑い芸人が増えている。最近とみに目立っているのは、歌ネタを得意とする芸人がそのラインに多く乗っていることだ。

 昨年、痛烈な下ネタソングであらびきデビューを飾ったどぶろっく(浅井企画)。オリジナルのメロディに最低の歌詞を乗せ、もったいないほどの高い歌唱力で男の本能を歌い上げる男性コンビだ。あらびきでの姿がエンタのお眼鏡にかなったのか、今年の入ってからはエンタのトリをたびたび務めるようになっている。

 エンタでは下ネタを排除したかなりソフトな内容となってはいるが、悪くはない出来。一方、現在も出演し続けているあらびきでは相変わらずの最低ぶりで本領発揮しており、そのギャップがさらに笑いを生む。

 エンタに毎週のように登場しているダブルネーム(トップ・カラー)は、クオリティの高いハーモニーでEXILEやコブクロなどの替え歌を得意としている男性コンビ。どぶろっくと同じくあらびきデビュー組であるが、現在はあらびきに出演することはほとんどなくなってしまった。理由はエンタのネタを見れば推して知るべしといったところであろう。

 そして梅小鉢(松竹芸能)。あらびきではどぶろっくの女性版のようなポジションで登場したコンビだ。彼女らの持ちネタは友人の結婚披露宴という設定で披露する新婦の辛辣な暴露ソング。しかしどぶろっくに比べるとネタ、歌唱力ともにやや落ちる印象は否めない。

 梅小鉢はむしろエンタの方が向いている気がする。単純にエンタで披露したネタの方が出来がよかったこともあるのだろうが、ネタが放つ毒の質があらびきよりもエンタに近い。一般的にほとんど名が知られていない芸人でありながら、特有のやらされ感がないのは強みであろう。

 同じジャンルのネタで同じブレイクルートをたどりながら、方向性の違う三組。最後に笑うのはどのコンビか。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)