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writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「本当は”リリー”がよかった」。黒柳徹子、芸名秘話を語る。

黒柳徹子が、デビューの際に芸名として別の名前を希望していたことを、19日、「徹子の部屋」で語った。「黒柳徹子」という名前は本名であるが、自分の名前が固い感じがするということで芸名を使いたかったらしい。徹子さんは今でもその芸名に憧れているようだ。

その芸名は「白柳リリー(しろやなぎ・りりー)」(表記は不明)。柔らかい感じがするこの芸名を、徹子さんは使いたかったという。しかし、当時「リリー」という名前のヌード女優がいたため、その名前は採用されなかったそうだ。黒柳と白柳で、相反する色を用いているが、先月他界した女優・南田洋子さんも本名が北田洋子さんだった。このような相反する漢字をあてはめる芸名のつけ方は、他にも例があるわけだ。

また、徹子さんは、一度舞台でその憧れの「リリー」という名前の役を演じたが、一般には「徹子さん=リリー」と浸透しなかったと残念そうに語った。

その日、「徹子の部屋」のゲストだったのはスザンヌ。
スザンヌが「”黒柳リリー徹子”という風にミドルネームとしてリリーを入れたらどうですか?」と提案。だが、それは残念ながら、徹子さんにはピンと来なかったようだ。

いまや「黒柳徹子」と聞けば、皆、玉ねぎのような独特のヘアスタイルや、ちゃきちゃきとした早口の話し方を思い浮かべるだろう。トットちゃんやユニセフでの活動を思い浮かべる人もいるかもしれない。「黒柳徹子」という名前は、単なる名前ではなく、すでにさまざまな意味を持つものとなっている。「リリー」に改名しなくても、徹子さんがデビューの際に懸念したように「固い」と思う人はいないだろう。

本名「山本 紗衣(やまもと さえ)」のスザンヌ、外国人の名前を芸名にしている点で、徹子さんは少しうらやましかったかもしれないが。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)