アジア発!Breaking News

writer : techinsight

【アジア発!Breaking News】壮絶な戦い。タイ各地で開催されるボートレース。

5~10月が雨季となるタイ。なかでも9月と10月は、川の水かさが一番増す時期にあたり、それにあわせて各地では、“ケンルア”と呼ばれるボートレースが毎年開催される。

ケンルアは、タイ各地で見られる伝統的な行事である。

たとえば、先日9月28・29日には、タイ東北部ノーンカイ県ノーンカイ郡のノーンカイ自治町周辺の川において、ケンルアが行われた。

川沿いに建つハーイソーク寺とシークンムアン寺をスタート・ゴール地点として、その距離700メートルを、2艘のボートが競争し、トーナメント方式で優勝チームが決定されたのだ。今年の参加チームは20チームだったという。

ボートには長いものと短いものの2種類があり、賞金も異なってくる。

短いボートはこぎ手が15人以下と規定され、賞金は上位から、10,000バーツ(約28,000円), 7,000バーツ、5,000バーツ、3,000バーツである。

また、長いボートに関しては、こぎ手は50人から55人と規定されている。賞金は上位から、100,000バーツ, 70,000バーツ、50,000バーツ、30,000バーツだったという。

ケンルアは、参加チーム数やこぎ手の数、賞金、ルールなど、各地域によって若干異なる部分はもちろんある。しかし、人々が自分の村や贔屓にしているチームを熱く応援し、熱狂するという点に関してはどこも同じといえよう。

ちなみに、執筆者も以前タイ東北部ローイエット県のケンルアを見に行ったことがある。ボートレース中の村人による実況中継と人々の熱い応援には驚かされたものである。その白熱戦の様子は、コチラでご覧いただきたい。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)