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「インターネットが遅い」という原因には色々ある。接続は早いが表示に時間がかかる。これはブラウザの性能が悪いかマシンパワーが弱いことが原因だ。他のページは速いのに特定のページだけ遅い。これはそのサーバーに負荷がかかりすぎていることが原因だ。前者であれば解決の方法は色々あるが、後者の場合には諦めるしかない。
しかし、全体的になんとなく遅いという場合、使っているDNSサーバの性能が悪い場合がある。この場合に最適なDNSサーバを探してきてくれるのがnamebenchだ。
その前にDNSサーバって何?という疑問の向きも多いと思われる。インターネットを支えるこの技術は非常に複雑で、説明しようと思うと優に一冊の本になってしまうくらいなので、ごく簡単に説明すると、http://hogehoge.comといったURLをIPアドレスに変換する技術だ。これを世界的規模で行っているのがDNSサーバである。
DNSサーバは単一ではない。複数の階層を持つサーバをリレー式に問い合わせしてIPアドレスに変換する。一般的なユーザーはプロバイダーから指定されたDNSサーバを使っていることが多いし、近年のルータはDNSサーバの役割を兼ねていることも多い。
このツールを使うと、世界中で提供されているDNSサーバと自分の使っているDNSサーバーのパフォーマンス比較を行って、どのDNSサーバがベストかを判定してくれる。
理想としてはDNSサーバを兼ねるルータのパフォーマンスがベストであるという判定が出るのが一番良い。というのもネットワーク的には最も近い位置にあるのがルータであるため、そのルータが適切にレプリケーション(グローバルなDNSサーバの内容のコピー)を更新してくれていればよいのである。
このツールを使ってベストと診断されたDNSサーバを優先に設定しておけば、パフォーマンスの最適化が図られる。
それでもなおかつ遅いという場合には、無線LANモジュールの抜本的な見直しや、ルータの設定変更などを試してみる必要があるが、中級以上のユーザーでなければ難しいので、くれぐれも注意して欲しい。
ちなみに、この中級ユーザーはしばしば裏技と称する変なテクニックを推薦してくることが多いので、くれぐれもファイヤーウォールをオフにするなどの自殺行為を行わないように信頼できるアドバイザーを探すこともパソコンライフを快適にする方法の一つである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)
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