モデル上がりの俳優アシュトン・カッチャーが企画し、7月中旬に病院の精神科に入院させられていた女優のミーシャ・バートンが、女優生命をかけ病み上がりの体で臨んだのが、新番組『The Beautiful Life』。だがたった2回の放送を以て、その視聴率の低さを理由に、今シーズンで終了することが決まってしまった。

これだから米国のショー・ビジネスは厳しい。実力がある、人気があるだけではダメ。期待通りの視聴率を上げ、商業収益が見込まれなければ話にならないのだ。

ニューヨークが舞台のこの『The Beautiful Life』には、ベテラン・モデルであるエル・マクファーソンも出演、華やかながらライバルの多いこの世界の実態を描き出しているため、若い女の子たちの間ではかなり注目を集めていた。

体重増加を気にするものの運動はせず、アルコールと薬漬けの上、自傷行為の可能性もあったため「シーダーズ・サイナイ病院」の精神科に入院させられたミーシャ。退院後にさっそく痩身して復帰した仕事がこの撮影であり、メディアも彼女の様子を追い続けていた。

だがそんな話題性にもかかわらず、16日の視聴者数はたったの100万人。制作会社の「CWTV」はよほど短気なのであろう。まだ放送も2回分しか流されていないものの、シーズン1のエピソード7を撮影中であった25日、「次のシーズンは無し」と決断してしまった。

ミーシャ・バートンの失望感はただではないはず、主役としての自分が器不足などと思い詰めているかも知れない。あるいはミーシャ自身がまた不調？この打ち切りにより、何か悪いことが起きなければよいが…。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）