イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】女優シャーリーズ・セロン辛い幼少期を語る。“性依存症”の怖さとは。

ご存じの方もいらっしゃると思うが、 『Lux』のCMに登場し日本でも人気が上がり、最近では『ハンコック2』への出演も決定した女優シャーリーズ・セロン(34)は、大変辛い家庭環境で育った。この度『Parade』誌とのインタビューで、その頃を振り返り、あらためて重い口を開いた。

セロンは同誌に、「私は個人的に、アルコール中毒と性依存症の親を見て育って来たの。周囲にもそういう人を知っている。結局どの人も家族を苦しめ、妻やパートナーが離れ、子供の信頼や愛情も失ったわね。」と、華やかさの裏に秘められた辛い幼少期があったことを語り始めた。

セロンの出身は、長く白人至上主義を貫いてきた南アフリカ共和国。建設関係の会社経営者であった父親は、アルコールが欠かせない独裁君主のような男であり、性依存症も伴っていたため、母とひとり娘のシャーリーズは、父親の家庭内暴力におびえる毎日を過ごさなければならなかった。

シャーリーズが15歳の時に事件は起きた。父親が彼女に酔って暴力を振るおうとする様に、思わず銃を持ち出し引き金を引いた母。しかし正当防衛が認められ、ようやく母と娘には平和な日々が訪れた。16歳になるとシャーリーズはモデルとして、そして21歳で女優デビューを果たした次第である。

シャーリーズは「性依存症の人は、妻を意識的に欺いているということではないの。もはやそれは性と呼べないところまで行っている段階ね。ヘロインやアルコールへの依存と同じで、性的興味や欲求の強さから、次第に体や脳、人格まで変わってしまうのよ。」と語っている。

性の興味は正常と異常の線引きが難しく、周囲に悟られないよう本人も気をつけているため、飲酒やギャンブル癖などと違いなかなか表面化しない。静かにコッソリと始まった独りの楽しみが、徐々に節度を忘れ、妻子がいることも忘れて性の快楽に溺れ込んだ状態が依存症である。

それなりに自分でも問題を感じ、性依存症ではないかとカウンセラーのもとを尋ねるのは、多くが中年以降の既婚の男性である。社会的にもある程度の地位と信頼を得ているが、実は頭の中は性的興味で一杯。絶えず周囲の美しい女性に性的な関心や妄想を抱き、自宅に戻れば時間が許す限り部屋に閉じこもりきりになる。

また、妻や恋人にコソコソとした生活態度や女性を見る目つきのイヤらしさを指摘され、逆ギレすることもある。遅かれ早かれ、パートナーはその異変に不愉快さを感じており、関係は破局を迎えるケースも多い。

この性依存症については、専門の治療プログラムを提供する施設がある米国。『Xファイル』のイケメン俳優デイヴィッド・ドゥカヴニーもこれで妻とダメになり、治療プログラムを受けた。マイケル・ダグラスも、ロブ・ロウも、そしてあのクリントン元大統領もである。

日本はまだまだのようだが、性依存症患者はゴマンと潜在していると言われている。アナタのご主人、部屋に閉じこもりっきりではありませんか?ノックすると怒られそうな雰囲気がありませんか?そして何より、インターネットの「履歴クリア」が上手ではありませんか?
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)