writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】ロバート山本VSドランクドラゴン鈴木。ニーズのない芸人決戦!

8月31日に衆院選が行われたが、その熱気も冷めぬうちにまた熱い総選挙が行われた。
はねトび総選挙の開票が9月2日(水)の「はねるのトびら」で放送されたのだ。これは不人気芸人といわれる山本博(ロバート)と鈴木拓(ドランクドラゴン)の二人のうちどちらが人気があるのかを全国視聴者に投票してもらったものである。今回の対戦はこの二人の投票結果もみながら編集部なりの勝敗を考えてみた。

9月2日(水)19:57から「はねトび総選挙開票速報」が行われた。
この日の為に山本博は「どん底からのポジティブシンキング」、鈴木拓は「私には爆発力があります」を訴えて、全国各地で遊説活動を行ってきたのである。

勝敗は全国47県のうち過半数の24県以上で勝利した者が「人気NO1」となる。
といっても二人のうちのNO1ではあるのだが。

結果は予想外なものとなった。
両陣営とも芸人や家族、タレントらが応援に駆けつけて行方を見守ったのだが、最初の5県の開票結果でいきなり山本候補が5連勝した。
このあたりから鈴木陣営はどんよりとした空気に包まれだしたが、事態はさらに悪かった。
過半数の24県を一方的に山本候補が勝利して、さらにパーフェクトも狙える雰囲気になったのだ。
すでに山本陣営では酒のフタが開けられ、祝杯の準備がされていた。
一方、鈴木候補は目に涙さえ溜めており、惨敗の予感に包まれた。
しかし、鈴木陣営に応援に来ていたロンブーの田村亮だけは
「なんだか、これから凄いことになる気がする。数じゃ負けているけど、最後に勝つ気がする」
と何かを予感していた。
そして、東京都でも敗れ、最後に鈴木候補の出身地神奈川県の開票となった。
見事な惨敗だった。これで、47県全てで山本候補が勝利して、パーフェクト選挙を成し遂げたのだ。

田村亮が途中でコメントしていたように、「(鈴木には)玄人(くろうと)受けする面白さがある」
ことから鈴木拓の今回の惨敗はどこか残念な気がする。

しかし、ここで、鈴木にも最後の名誉挽回のチャンスが巡ってきた。
奥さんに今回の結果を電話で報告することになったのだ。
鈴木は奥さんに
「選挙があるっていってたけど、47対0で負けちゃった」
と報告した後で、
「君は、山本と鈴木と芸人としてどっちが好きかな?」
と尋ねたのだ。

ここで、「もちろん鈴木拓が好き」と答えられて鈴木もハッピーエンドといきたいところだ。
しかし、奥さんの答えは予想できないものだった。
「うーん、どっちもあまり見たこと無いからわからない」

さすがシュールお笑い芸人、鈴木拓の奥さんである。ばっちり番組をしめてくれた。

ということで、奥さんの答え次第では鈴木のポイントもあがったのだが、そうはいかなかったので、
勝者は選挙結果どおりにロバート山本である。

ところで、鈴木拓のブログ「相方に捨てられるその前に」は面白い。ファンも増えてきたようだ。
このブログを知る者が今回の投票に多く関わっていれば別の結果になったかもしれない。
(TechinsightJapan 編集部 真紀和泉)