アンドレー メルニコブがニューヨーク州の自宅アパートで仕事をしていると、異様なビープ音に気づいた。すぐに止まった為そのまま仕事をしていると、今度は何かが焼けているような匂いがしてきた。急いでキッチンに向うとオーブンが高温にセットされて作動しており、中にあったBBQ用の温度計が焼けこげていた。

オーブンで料理していたわけはなく、何故点火したのか全くわからない。メルニコブは煙の匂いに気づく前に携帯電話が鳴ったのを思い出し、オーブンのすぐ隣に携帯電話を置いてテストとして自分の携帯電話に電話してみると、突然オーブンがビープ音を鳴らし始めた。オーブンのパネルを見ると、“高温”の設定が表示され、すぐにオーブンが点火した。

メルニコブの携帯はPDA搭載のスマートフォンで３年間使用してきたが、オーブンを点火する今回の現象は先週まで一度も起こったことがなかった。オーブン Magic Chefの製造会社Maytagは原因究明の為にエンジニアをメルニコブの自宅に派遣する予定である。最悪の事態を招くことのないようメルニコブは問題解決までオーブンを使用しない時はコンセントを抜いて、完全に電源を切っているようだ。

（TechinsightJapan編集部　村居唯衣）