米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】”夢で見た飛行機事故”を通報した男。罰金3万ドル。

「政府当局の者だ」と名乗る男が飛行機事故があったと911通報し、コロラド州ラプラタ警察が非番の職員にまで出動命令を出してすぐに救助隊を編成した。しかし現場を捜索しても事故の跡は全くない。急遽911通報がされた場所をつきとめ、急行してみると一人の泥酔した男がいただけだった。

午後8時47分に男の声で911通報があった。飛行機事故にあい、腕をケガしているという男によれば、乗客はすでに死亡し、遺体がラポスタ通り脇の茂みにあるという。通報を受けてすぐに警察は非番の職員やボランティアを含む50人以上の救助隊を結成し、消防車、救急車など合わせて18台を現場と思われる場所に急行させた。その後更にナイトビジョンが設備されたヘリコプター2機も出動した。

しかし救助隊が砂利道や林を歩きながら探索しても、乗客の遺体や飛行機の破片など事故の痕跡となるようなものは一切見つからなかった。通報の電話回線を追跡し、通報された場所へ行ってみると見るからに泥酔したエドワード プリッツァーという男がいた。プリッツァーは1kmほど離れた場所で男の死体を見たと警察に告げ、駆けつけた警官と共に車で遺体現場に行くところだったが、車が100mも進まないうちに通報が嘘であったことを認めた。

警察の事情聴取ではプリッツァーは電話で飛行機事故の会話をしたことは認めているが、それが911ではなく友達と話していると思っていた、一晩中悪夢に悩まされていたなどと供述している。ラプラタ警察は今回の事件で出動した救助隊の経費と同量の3万ドルをプリッツァーに請求することにしている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)