イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ジェラルド・バトラーよそのグレイハウンド犬を殴り、愛犬家らは非難轟々。

犬同士が喧嘩になり、片方があまりにも小さい場合、思わず人は、大きな犬に拳を振り上げてしまうものであろうか。撮影が順調に進む新作『The Bounty』では、ジェニファー・アニストンと恋仲が噂されるジェラルド・バトラーだが、動物好きで鳴らしたはずの彼が今、愛犬家たちの非難を浴びている。

ニューヨークで24日午後、リースから放して散歩をさせていたバトラーの愛犬のパグが、フレッド・ヴァレッカさんという人が連れていた数匹のグレイハウンドのうちの一匹、“メイフライ”と喧嘩になってしまった。するとバトラーは割って入り、フレッドさんの“メイフライ”を思い切り殴り、その体は脇のフェンスにまですっ飛んで行ったという。

「何をするんですか、うちの犬に!」とフレッドさんが言うと、「お宅の犬たちが黙らないからだ!」とバトラーに怒鳴られたという。フレッドさんは、うちのメイフライは他人やよその犬に迷惑をかけたことはこれまで一度もないとし、リースから放して散歩させ、勝手に絡んできたバトラーのパグこそ悪いと主張する。

バトラーは大変な動物好きで通っており、「犬を殴った」として警察に被害届が提出されたことにやはり心を痛めている。だが悔しさがおさまらないヴァレッカさん一家は、この事件を愛犬家の集うWEBサイトに投稿、愛犬家たちの間でバトラーは「犬を飼う資格がない」、「野蛮だ」などと散々批判を浴びることになった。

ところが、“グレイハウンドの攻撃力はハンパではなく、両者の体格差から考えると仕方なかった。しかも致命的な殴り方ではなかった。” という目撃者の声も登場し、ついにフォーラムは大型犬VS小型犬という愛好家同士のバトルにも発展、リースから放して散歩させる行為についての是非論も加わった。

バトラーはその事件後、ただちにパグを近くの動物病院に連れて行き、ケガの治療を受けさせたが、米芸能誌『People』はバトラーがその待合室で、動物への愛情ゆえに太っ腹なところを見せ、人々を驚かせたあるエピソードを報じた。

待合室にはあるカップルがいたが、その犬が大変衰弱し、早く治療を受けなければならないというのに、治療費に3000ドルもかかると説明を受け困り果てていた。その様子にバトラーは気付き、「治療費は自分が払うから、犬を救ってやってくれ」と申し出たというのだ。

話は逸れるが、グレイハウンドに鉄拳を振るう勇気があるとは、バトラーもスゴイものだ。男臭さはその見かけどおり。メル・ギブソン、ラッセル・クロウらに続く “ビースト系ブレイブ俳優” に大きな名乗りを挙げたといっても過言ではあるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)