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夢持つイケメンが給仕に? 逆メイド喫茶、原宿に登場

女性のための、「逆メイド喫茶」だ。200名の応募者の中からオーディションで選ばれたイケメンがギャルソンになる「Garcon Cafe」が、原宿に登場する。

株式会社ロクロクは9日、原宿フォーエバー21の横に、ギャルソンをコンセプトとした女性のための新しいスタイルのコンセプトカフェ「Garcon Cafe」をオープンする。

昨今、漫画喫茶やメイドカフェなどのコンセプトカフェが流行し、その勢いは国内にとどまらず海外でも展開され、日本から新しいカフェ文化を発信している。

「Garcon Cafe」は、そうした日本発のカフェ文化に新たな風を吹く、「逆メイドカフェ」だ。メイドの代わりに店内を縦横するのは、ギャルソンだ。ギャルソンとは、主にフランス料理のレストランなどで見られるスタイルで、自分の担当テーブルを持ち、そこからの売り上げの一部と客からのチップで生計を立てる男性給仕=のことだ。

「Garcon Cafe」では、ギャルソンというヨーロッパのスタイルをもとに、カフェの立ち上げまでをブログで公開している。訪問者の意見をもとにシステム、衣装、メニュー、内装、食器などを考えて作り上げた、新しいコンセプトカフェとなっている。

ギャルソンには、モデル、俳優、お笑い、歌手、パティシエ、バーテンダーなどとして活躍する夢を持つ、イケメン男性30名以上の採用を予定しているという。すでにブログやホームページ、求人媒体などあわせて200人以上の応募があり、小説家でイケメン評論家の内藤みか氏によるオーディションも実施された。

採用されたギャルソンたちは、ホテルマン研修の講師による研修を通じて、「給仕・サービスのプロ」であるギャルソンにふさわしいマナーを習得していく。

また「Garcon Cafe」では、利用客の満足度の向上を図り、同時にギャルソンの夢の実現をサポートする、ユニークなチップシステムを実施している。客がギャルソンの給仕に満足し、夢に共感できた際には、ギャルソンにチップを渡すという仕組みだ。チップは来店時に無料で配布されるものを使う。

ギャルソンには、チップの枚数に応じて給料とは別の金額が支給されるので、レッスン料やライブの経費など、自分の夢のために使える費用が増えるということだ。

「Garcon Cafe」は9月9日(水)に東京・渋谷区神宮前のCOXY188ビル8階にオープンする。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)