writer : techinsight

ターゲット層と相関の強いブランドを視覚化する「ブランドマップ」

ブランドデータバンクでは、消費者がどのようなブランド(商品・サービス・店舗等、約130ジャンル)を所有・愛用しているのか、年に2回調査している。調査結果はデータベース化し、ASPサービスとして提供している。

「20代前半の独身女性だけに好まれているブランドはどれか」、「既婚者と独身者でブランドの好みはどう変わるか」などを視覚化できるのが、同社の提供するブランドマップだ。

ブランドマップでは、ターゲットを中心に置き、その周りを彼ら/彼女らの所有・愛用するブランドが取り囲むようにグラフ化される。

所有者数・愛用者数の多いブランドは大きく、また、平均的な所有率・愛用率と比べて特に好まれているブランドは距離を近く表示することで、ターゲットとなる人々がどのような商品を選んでいるのか一目で把握することができる。

ブランドマップでは、各ブランドの単純な所有者数・愛用者数(シェア)と、平均と比べてどの程度所有・愛用されているかの差(比較倍率)を 1枚のマップで視覚的に表している。

「商品のシェアは高いけど、この層だけに売れているわけではない」「ニッチな商品でシェアは低いけど、この層には特別響いている」などの傾向が一目で分かるため、様々な角度からターゲット層の購買傾向を読み取ることができる。

ターゲット層の嗜好やライフスタイルを分析するためのツールとして、また、ユーザーの持つ商品選択の基準を読み取るデータとして、
マーケティングにおける様々な場面で使うことが可能となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)