writer : techinsight

【金融ホワイト・コラム】「よく考えて勉強」が”防衛策”。プロのアドバイスにも一聞の価値あり。

前回の、【金融ブラック・コラム】「今が底値」?本当に今、株は”買い”なのか。 という疑問に対して、“金融のプロ”であるFP(ファイナンシャル・プランナー)の伊藤亮太氏(スキラージャパン株式会社)にご回答いただいた。彼によると誰でも金融や経済、投資の勉強をして知識を蓄えれば、プロの外務員と“対等”に金融商品の話ができるようになり、”騙される”と感じる事がなくなるという。また自ら“金融のプロ”を目指す事が、投資が身近になる一つの手段とも言え、最終的にはそれが一番の防衛策になるという。

金融のプロ・FP(ファイナンシャル・プランナー)の伊藤亮太氏の回答
『金融ホワイト・コラム』

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの伊藤 亮太です。現在スキラージャパン株式会社の取締役副社長をしています。御社の記事【金融ブラック・コラム】「今が底値」?本当に今、株は”買い”なのか。 に対して、金融のプロとして『金融ホワイト・コラム』と題して一文を寄せます。

「証券窓口の職員は一定のノルマがあり、”値上がりしない”商品も売りつける。」といった誤解について。

実際証券の営業マンが、必ずしもリスクの高い商品ばかりを販売している訳ではありません。販売する側からすれば、顧客に利益を上げてもらってまた株式等の金融商品を買ってもらいたいからです。
「継続的な販売は短期的な手数料狙いの販売に勝ります。」
むしろ、何のアドバイスもされず、キーのたたき間違いさえも自己責任とされるネットトレードをいきなり始める方が危険なのではないでしょうか。

プロの外務員は、数々のリスクを想定し顧客にあった商品を選び、つねに商品知識や世界情勢に気を配っています。これは最新の情報をいち早く手に入れたい投資家がいるためであり、そのような投資家にとっては“プロの外務員”に話を聞くことは大いに価値のあることです。

また、誰でも金融や経済、投資の勉強をして知識を蓄えれば、資産運用に応用可能なだけでなく、プロの外務員と対等に金融商品の是々非々を話し合うことも可能です。FP(ファイナンシャル・プランナー)や証券外務員ニ種といった資格を取得することも、学習が投資と密接につながっていきながら、最終的には投資が身近になっていく一つの手段ともいえるでしょう。

(このような資格は、仕事をしながらでも、学生の方でも、主婦の方でも、能力に合った教材で勉強をして、しかるべき手続きを取り試験に合格する事で取得する事ができます。詳しくはスキラージャパン株式会社まで。)

株式投資はリスクがあるものの、資産運用の手段としては魅力的です。株式によっては配当がもらえるだけでなく、値上がり益も見込めます。また投資信託や債券など株式よりも少額ではじめられる金融商品もいろいろあるので、まずは証券マンや、FPなど資産運用の専門家に相談をしてみたりするのもよいでしょう。日本の株式に投資することは、日本経済の貢献にもつながります。

(ファイナンシャルプランナー・伊藤 亮太『スキラージャパン』

伊藤氏のホワイト・コラムを読んで、必ずしも金融商品の販売員が「ノルマ消化」のために株式を勧めてくる訳では無い事も分かった。しかし、金融のプロと称す者や、銀行や郵便局で販売される商品の「リスク説明が不十分」という事例も跡をたたない。いまだに銀行や郵便局で販売される金融商品に「元本割れがない。」と信じている人は気をつけたほうがいいであろう。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)