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【米国発!Breaking News】多発する刑務所内での性的虐待。政府もようやく本腰か。

2009年6月30日 9:00

コメディアンが“レイプされたくないから刑務所には行きたくない。”とジョークを飛ばすほど、米国内刑務所におけるレイプなどの性的虐待があとを絶たない。囚人の人権を守る法的活動は年々広まり始め、今月ようやく政府が重い腰を上げた。囚人の悲鳴がやっと外側に響いてくるようになったというわけだ。




過去5年間刑務所内で発生した性的虐待について調査してきた超党派委員会National Prison Rape Elimination Commissionによれば年間約6万人の囚人が虐待を受けている。そのうちスタッフ、または他の囚人から報告を受けて発覚したケースは5%にも満たない。現在730万人の受刑者(保護観察、執行猶予を含む)を抱えるアメリカは刑務所や拘置所内を統制する更なるルールが必要とされている。委員会議長であり、地方裁判所判事であるレジー ワートンは「収監された人間に基本的人権はある。罪を犯し、収監されているからと言って人間としての尊厳を侵害されてもいいわけではない。」と話している。

委員会の記者会見では元囚人ホープ アーナンデスが自身の実体験を語った。90年代後半、当時23歳だったアーナンデスは薬物関連の容疑で逮捕され、ワシントンDCの刑務所に収監された。シャワーを浴びさせてくれと頼み続けた2週間後のある夜、一人の看守がタオルとシャンプーを持って現れ、アーナンデスをシャワー室へ連れて行った。そしてそのまま彼女をレイプした。現在は二児の母であり、社会福祉学で修士号を取得したアーナンデスは「レイプは刑罰の一つであってはならない。」と強く語った。性的虐待の犯罪を犯したはずの看守は事件後7日間の有給の停職処分を受けただけだった。

今後は看守の新しいトーレニング方法、被害者をサポートするセラピストの設置、施設内の監視カメラの増加などを含む最終決定された刑務所の設備基準が各州に通知される。もしこの基準を満たない刑務所があれば、その州は国からの予算がカットされる。郡拘置所など資金的な規模の小さい拘置所では新しい基準を満たす金銭的余裕はないのではないかと懸念はあるが、今後の刑務所システムの統制の改善に繋がるだろうと期待は大きい。

(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)

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