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大河ドラマの殺陣師として活躍 林邦史朗さん、芸能生活50周年

NHK大河ドラマの殺陣師として長年活躍してきた林邦史朗さんが今年で芸能生活50周年を迎える。株式会社若駒プロは、林さんの芸能生活50周年記念の武劇公演を行う。


林邦史朗さんは、1965年に「太閤記」で初めてNHK大河ドラマの殺陣師を務めて以来、50年に渡って日本の時代劇を支えてきた殺陣師のパイオニアだ。数々のドラマの殺陣、武術指導として携わっている一方、俳優としても数多くの作品に出演、殺陣師の育成にも力を注いでいる。役をよりいっそう生かせる殺陣指導が定評だ。

今回の記念公演は「武劇」だ。武劇とは、能や歌舞伎に並ぶ伝統文化として、日本の各種伝統武術に殺陣を融合し、音楽や照明などを加えて、楽しく見応えのあるショー形式にしたもので、林邦史朗さんが創設したものだ。日本ではもちろん、海外でも高い評価を受けている。

今回の武劇の作・演出には、近年、小劇場界で注目を集め、TVドラマなどにも脚本を提供している若手の演出家、ブラジリィー・アン・山田さんを起用。新たな武劇公演に挑んでいる。劇中では真剣試斬に続き、居合抜刀術の演武や、女性忍者による体術演武、琉球古武術の型演武なども行われる。

現在、特設サイトにてチケットを発売中で、料金は前売りが4800円となっている。

記念公演「名残~NAGORI~」は来月11日(土)・12日(日)に、東京・武蔵野市の前進座劇場で上演される。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)